朝日CC
レース展望

過去10年で1番人気は[7−1−1−1]で8連対。現在6年連続連対中。前走勝ち馬は[3−0−0−0]で勝率100%。2番人気は[1−1−0−8]、3番人気は[0−2−2−6]で各2連対のみ。連対馬20頭のうち17頭が5番人気以内。馬連は8回が10倍台までに収まっている。連対馬20頭のうち19頭が前走重賞を使われていた。前走重賞でなかった馬は[1−0−3−26]で1連対のみ。アドマイヤメジャーはデータを破れるか。夏場に使われた4、5歳の芝2000mの実績馬が活躍する傾向がある。

キャプテントゥーレは08年の皐月賞馬で昨年の朝日CCを1番人気で制している。内枠スタートから内ラチ沿いの好位を進み、直線で外に出してしぶとく伸び、最後はブレイクランアウトとの競り合いを制した。雨が降って稍重だったことも良かったのだろう。その後は勝ち星はないが、マイラーズCは0.2秒差の3着、安田記念は0.3秒差の7着に善戦している。今年は休み明けで昨年より1キロ重い57キロを背負うが、このメンバーなら問題ないか。開幕週の高速馬場より時計の掛かる馬場が合うタイプ。雨が降ると有利になる。

アドマイヤメジャーは芝2000mの1600万条件を2連勝。下鴨Sは休み明けだったが、好位からメンバー最速の34.0秒で上がって1分58秒2の好タイムで楽勝した。続く垂水S(稍重)では後方からメンバー最速の35.6秒で追い込んで快勝。馬場、展開に左右されない自在性がある。芝2000mは[4−1−0−1]の巧者。夏はサマー2000シリーズを狙うのかと思われたが、レースを使わずに厩舎においてジックリと仕上げてきた。小柄でも相馬眼的に評価できる馬。キャプテントゥーレを負かせば楽しみが広がる。

プロヴィナージュは前走クイーンS2着。内の3番手から直線でしぶとく伸びてきた。春はヴィクトリアMを目指して短い距離を使われたが、秋の目標はエリザベス女王杯のため、距離を延ばしてきた。佐藤哲騎手は阪神芝2000mのG3で5番人気以内なら[6−1−2−3]で複勝率75%。ベストメンバーは昨年の京都新聞杯の勝ち馬。函館記念で復帰する予定だったが、爪の不安で回避した。阪神芝は2戦2勝で若葉Sでトライアンフマーチに勝っている。休み明けでどこまで仕上がってくるかがカギ。テン乗りの福永騎手が騎乗する。

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