京成杯AH
レース展望

過去10年で1番人気は[3−0−2−5]で3連対。最近7年連対がない。最近6年は全て重賞未勝利馬。年齢、斤量に関係なく不振。2番人気は[3−1−2−4]で4連対、3番人気は[2−1−2−5]で3連対。馬連は164倍、29倍、19倍、123倍、17倍、66倍、357倍と荒れている。トップハンデは[4−2−5−8]で1、2番人気なら[4−1−2−2]で複勝率78%。中山芝1600mは外枠が不利だが、8枠は[2−2−0−15]で4番人気以内なら[2−2−0−1]。人気になる馬は外枠を克服している。

セイクリッドバレーは前走関屋記念2着。メンバー2位の32.1秒で追い込んできたが、前残りの展開で半馬身届かなかった。12キロ減っていたが、馬体の張り、毛づやが良く、活気もあった。新潟大賞典で2着があるように距離はこなせるが、芝1600mの方が切れる脚を使える。ハンデは前走から0.5キロ増の56.5キロ。過去10年で前走関屋記念で連対した馬は[0−3−1−3]だが、前2年は関屋記念2着のリザーブカードとヒカルオオゾラが1番人気で連対を外している。中山芝1600mをいかにこなすかがポイント。

サンカルロは昨年のニュージーランドT勝ち馬。今回のメンバーでマイル重賞を勝っているの馬はサンカルロしかいない。阪神カップではキャンシャサノキセキに0.2秒差の2着、阪急杯ではエーシンフォワードに0.2秒差の3着に入った。G2勝ちの実績からトップハンデ57キロ。阪急杯は58キロだっただけに57キロならこなせるか。芝1600mは[2−0−2−4]で3着以内か惨敗か極端な結果。体型&気性的に距離は短い方が良さそうだが、ニュージーランドTのように内枠からロスのない競馬ができれば侮れない面がある。

前走関屋記念4着のテイエムアタック、同7着のムラマサノヨートー、前走1600万条件を勝ちオープン入りしたファイアーフロート、テレビユー福島賞で直線一気を決めたショウナンアルバ、G3[0−1−3−6]で東京新聞杯2着があるキャプテンベガ、G3[0−1−3−4]で逃げたらしぶといメイショウレガーロ、前3走重賞で掲示板を確保しているキョウエイアシュラ、中山芝[3−2−2−0]のキョウエイストームなど伏兵は数多い。藤沢和厩舎はピサノパテック、ファストロック、フライングアップルの3頭出し。

ムラマサノヨートーはNHKマイルCで18番人気で3着に入り大穴をあけた馬。中山芝1600mで休み明けでなければ[2−0−0−1]。「村正の妖刀」という馬名らしく、切れる脚が持ち味。開幕週の馬場で追い込みは厳しいが、展開が嵌ると突き抜ける可能性がある。ファイアーフロートは昨年の秋風S(中山芝1600m)でイレ込んで馬体が22キロ減っていたが、2番手からマイネルファルケの0.2秒差の5着に粘った。前走は新潟滞在で落ち着いていたが、今回は当日輸送があるため、当日の状態がカギ。昨年のゴールデンホイップTの勝ち馬。ワールドスーパージョッキーズシリーズのレースを勝った馬はその後出世する馬が多い。

★先週の予想結果

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