エルムS
レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−1−5]で4連対。単勝が2倍台までなら[3−1−0−2]で連対率66.7%と堅実だが、単勝3倍以上は[0−0−1−3]で連対なし。05年以降は[0−0−1−4]で3着が1回あるのみ。2番人気は[3−0−1−6]で3連対、3番人気は[1−1−2−6]で2連対。最近5年は20倍、51倍、9倍、21倍、142倍で中穴決着が多い。06年以降、前走しらかばSに出走した馬は[1−1−2−4]で2連対。3着以内に入った馬の人気は10、8、2、10番人気で人気薄が多い。穴でしらかばSで好走したのにも関わらず人気にならなかった馬に注意したい。

クリールパッションは前走しらかばSを中団からメンバー最速タイの36.9秒で差し切り勝ち。逃げたエーシンモアオバーを交わして1馬身半差をつけた。札幌ダ1700mは[3−0−0−0]でまだ負けたことがない。勝った3レースは5、6、2番枠。外枠に入って外を回される展開になったときが課題か。しらかばSはトップハンデ57キロを背負っていたが、今回は1キロ減の56キロで出走できるのは有利。鞍上は先週の京成杯AHをファイアーフロートで制した津村騎手。2週連続重賞制覇なるか。

エーシンモアオバーは前走しらかばS2着。速い流れで逃げて自分の競馬はできたが、ラスト1Fで力尽きた。まだ良くなっている途中ということもあるか。札幌ダ1700mは[4−1−0−0]の巧者。クリールパッションに差されないように四位騎手がどう乗るか。アドマイヤスバルはダートG1で2、3着がある実力馬。かしわ記念では3着、帝王賞では4着に入った。札幌ダ1700mは[3−0−0−1]。休み明けは[3−1−2−2]で久々は苦にしないタイプ。先週の朝日CCのアドマイヤメジャーの負け方が匂う。

前走しらかばS3着のスターシップ、相手なりに堅実に走るタガノクリスエス、札幌ダ1700m[0−2−0−0]で前走ブリーダーズGC4着のオーロマイスターなども人気になりそう。スターシップは追い込みタイプのためハイペースが理想。エーシンモアオバーが飛ばしてくれれば。エイシンドーバーは8歳にして初ダート。常識的にはかなり厳しいが、小回りの芝1800mは[1−4−0−0]で小回りコースの適性は高い。前走の札幌記念は最後方からメンバー最速の末脚で8着に追い上げている。

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