AR共和国杯
レース展望
G1の谷間に行われる長距離ハンデ重賞。過去10年で1番人気は[1−2−1−6]で3連対。G1連対馬は[0−0−1−1]、G2勝ち馬は[0−0−0−3]でいずれも連対がなく不振。逆にG1連対、G2勝ちのない馬は[1−2−0−2]で連対率60%。過去のG1、G2実績が評価されて1番人気になった馬は危険。2番人気は[3−2−2−3]、3番人気は[4−1−1−4]で各5連対。ハンデ戦らしく6番人気以下の人気薄が6連対と多い。最近は隔年で10番人気以下が連対し荒れている。馬連は重賞実績馬が揃うと堅く収まることもあるが、50倍以上が2回、万馬券が2回とハンデ戦らしく荒れている。
トップハンデは[2−1−1−10]で3連対。3番人気以内は[1−1−1−2]に対し、4番人気以下は[1−0−0−8]で1連対のみ。58.5キロ以上を背負った馬は[0−0−0−4]で連対なし。3番人気以内で58キロ以下が目安になる。今年のトップハンデは57キロのトーセンジョーダン、マイネルスターリー。トップハンデが57キロというのは01年以来9年ぶり。今年は例年より重賞実績馬が少ない。過去10年で前走1000万条件は[2−1−1−6]で3連対、1600万条件は[2−3−2−21]で5連対。前走条件戦に出走した馬でも通用している。穴で前走条件戦で好走した軽量馬の激走に注意。
トーセンジョーダンは漁火S、アイルランドTを連勝。2歳時に未勝利、葉牡丹賞、ホープフルSを連勝して共同通信杯で2着に入った素質馬がようやく本格化してきた。アイルランドTは前半5F61.1秒だったが、ラスト4Fが全て11秒台で後半5F58.1秒。スローペースでもレースレベルは高い。2着のトゥザグローリーは次走カシオペアSを楽勝している。これまで2000mまでしか経験していないため、距離克服がカギ。重賞未勝利馬がG2でトップハンデ57キロというのは見込まれたが、それだけ能力を評価された証しでもある。三浦騎手は昨年8月16日以降、重賞では[0−1−2−50]で連対率1.9%。
ジャミールは前5走重賞で[0−2−0−3]。阪神大賞典は先頭に立ってから遊び、内から差されて2着。天皇賞(春)は前残りの展開で最後方から追い込んで7着。函館記念は外枠から道中内に入れて直線で内を突いて脚を余し2着。札幌記念は前残りの展開で後方から大外を捲くって5着。オールカマーは外枠からいつもより前につけて勝ちに行く競馬で5着。勝ち切れない競馬が続いているが、展開と位置取りがマッチしないレースが多く、まともに走っていない。芝2200〜2500mは[3−1−1−1]で中山芝2500mの迎春Sを強い内容で楽勝している。前走から距離延長はプラス。今回も安藤勝騎手次第か。
スリーオリオンは条件戦で揉まれて力をつけ、前走新潟記念で0.1秒差の5着。新潟記念のレースレベルは高くはないが、重賞で通用する目処は立った。芝2400〜2500mは[1−2−3−1]で複勝率85.7%。今回はG2になるが、重賞実績のある馬は少ない。内田博騎手が持ってくるか。マイネルスターリーは函館記念で重賞初制覇。その後は札幌記念、毎日王冠とも6着に終わったが、札幌記念では三浦騎手が騎乗し、出遅れて最初の直線で挟まれて位置取りが悪くなり、勝負どころで前が壁になって追い出しが遅れるロスがあった。前走の毎日王冠は稍重の馬場が応えたか。トップハンデと距離を克服できれば。
日経賞で0.3秒差の5着があるトリビュートソング、東京芝2400m[2−0−1−0]のトウショウウェイヴ、春から夏に長丁場を3連勝したゴールデンハインド、近走不振もステイヤーズS勝ちがあるエアジパング、目黒記念で0.3秒差の4着があるスマートステージ、春の湾岸S(1600万条件)で本格化気配を見せたカネトシソレイユなど伏兵は数多い。カネトシソレイユは3走前の湾岸Sでスリーオリオンに勝っている。前半5F61.7秒のスローペースだったが、後半5Fは全て11秒台のラップで58.9秒。前2走は惨敗したが、ひと叩きされてデキが上向き、かつ流れがマッチすれば。鞍上は田中博騎手。
★先週の予想結果
競馬アナリストGM
天皇賞(秋) ◎ブエナビスタ 馬連1,030円 3連単7,480円、スワンS ◎マルカフェニックス 馬連8,210円的中!厳選予想4戦3勝。ころがしPJ2戦2勝(資金4倍×2)
万馬券娘MR
天皇賞(秋) ◎ブエナビスタ 馬連&3連複、カシオペアS 馬連・3連単15.970円、東京ゴールデンP 馬連・3連単6,410円、萩S 馬連1,260円的中!
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