中山記念
レース展望
過去１０年で１番人気は［３−１−２−４］で４連対。１、２枠に入った馬は［３−１−０−１］に対し、それ以外は［０−０−２−３］で３着止まり。内枠に入った馬は堅実。２番人気は［２−１−２−５］、３番人気は［０−３−１−６］で各３連対。６〜９番人気が５連対、１０番人気以下が２連対。最近は人気薄の連対が多く、別定Ｇ２でも堅くない。最近５年の連対馬１０頭のうち６頭が５８キロ以上。連対した６頭は６、１、６、３、７、１番人気。穴で人気の盲点になったＧ１、Ｇ２実績馬に注意。連対馬２０頭のうち１７頭に芝１８００ｍで勝ち星があった。芝１８００ｍは適性が問われる距離。芝１８００ｍで実績のある馬を重視したい。
ヴィクトワールピサは新馬戦でローズキングダムに負けたときに相馬眼ニュースで取り上げた馬。新馬戦で負けた直後に相馬眼ニュースに取り上げたのは過去１０年で初めて。昨年は皐月賞と有馬記念を制し、最優秀３歳牡馬に選ばれた。有馬記念では好位から早めに動く勝ちに行く競馬でブエナビスタを完封。ニエル賞、凱旋門賞、ジャパンＣ、有馬記念という厳しいローテーションで結果を出した。中山記念を使った後はドバイワールドＣに挑戦する予定。中山芝は３戦３勝の得意コース。同厩のルーラーシップは日経新春杯を勝ってドバイに遠征する。ヴィクトワールピサも続けるか。角居厩舎の目標はあくまでＧ１制覇。デムーロ騎手の出遅れに注意。
リーチザクラウンは骨折から復帰し、今回が叩き３戦目。前走の京都金杯は好位の内からメンバー最速タイの３３．９秒で伸びて０．４秒差の４着。前残りの展開で控えたことが応えている。芝１８００ｍは［２−１−０−０］できさらぎ賞を制している。距離は合うため、武豊騎手が折り合えるかがカギ。ヴィクトワールピサと同じ５８キロを背負う。リルダヴァルは重賞［０−０−４−３］で３着止まり。前走の小倉大賞典３着は直線で前が詰って追い出しが遅れたことが響いている。芝１８００ｍは［２−０−３−０］で複勝率１００％。池江郎調教師は２月で引退。渾身の仕上げで臨んできそうだ。実績馬より２キロ軽い５６キロで出走できる。
重賞４勝の実力馬キャプテントゥーレ、中山芝［３−４−２−０］のキョウエイストーム、デビューから全て掲示板を確保しているレッドシューター、昨年の中山記念の勝ち馬トーセンクラウン、ラジオＮＩＫＫＥＩ賞の勝ち馬アロマカフェなど少頭数でも伏兵は数多い。キャプテントゥーレは天皇賞(秋)１３着以来となるが、力はあるため仕上がり次第で侮れない。キョウエイストームは中山金杯と京成杯ＡＨで２着がある。中山芝では複勝率１００％だが、Ｇ２を使うのは今回が初めて。レッドシューターは芝１８００ｍ［４−１−２−１］の巧者。前走は２着に負けたが、直線で手前を替えなかった。今年の重賞で横山典騎手は［０−０−０−５］。
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