ファルコンS
レース展望

過去10年で1番人気は[1−0−3−6]で1連対のみ。56キロ、かつ芝1400M以上で3着以内がある馬は[1−0−3−1]で複勝率80%。これがひとつの目安になる。2番人気は[3−2−0−5]で5連対、3番人気は[0−1−2−7]で1連対のみ。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が4連対で人気薄が目立つ。馬連は50倍以上が2回、万馬券が4回とかなり荒れている。06年に3月に移動してからは50倍、18倍、6倍、178倍、118倍。最近2年は10番人気以下が連対し万馬券決着になった。

前走500万条件は芝1200Mの勝ち馬で4番人気以内に支持されれば[3−0−2−5]で複勝率50%だが、5番人気以下は[0−0−0−7]で連対なし。前走オープン特別は勝って2番人気以内に支持されれば[1−1−0−0]で連対率100%。このタイプがいれば軸で狙える。前走G3は牡馬[1−0−0−9]、牝馬[0−2−1−6]で牡馬は不振傾向。連対馬20頭のうち9頭にダート経験があり、そのうち6頭にダートで勝ち星があった。穴でダート短距離で前に行って圧勝した経験のある馬の激走に注意。

エーシンヒットマンは芝1200m[2−1−0−1]で前走小倉芝1200mのかささぎ賞を1分7秒6の好タイムで3馬身半差で圧勝した。逃げて好タイムで楽勝したもので、かなりのスプリント能力がある。母の父はスプリンターズS2着のエイシンワシントン。坂のある阪神で前走のパフォーマンスを発揮できれば勝ち負けになりそう。陣営はリスボリ騎手を確保している。テイエムオオタカは京王杯2歳SとアーリントンCで3着がある。芝1200mの黒松賞で2着があり、距離は守備範囲。前走阪神に輸送して馬体が10キロ減っていたのが少し気になるが、力を出せる状態、かつ前が残れる流れならしぶとく粘りそうだ。

シゲルソウサイはダ1200mの新馬戦、500万条件で2着に1.0秒、1.3秒差をつけて圧勝している。芝では10、12着に終わったが、距離が1600mだった。今回はスピードを生かせる1200m。ファルコンSはダートで実績のある馬の激走が目立つため注意したい。鞍上は騎乗停止明けの幸騎手。マジカルポケットは芝1200m[2−0−0−0]で函館2歳Sを勝っている。芝1600mの朝日杯FS15着、アーリントンC10着に終わったため、距離を短くしてきた。クロッカスSではメンバー最速の33.6秒で伸びて3着に突っ込んでいる。短距離なら切れる脚を使える。3戦連続で松岡騎手が騎乗する。

芝1200m[2−0−0−0]のピュアオパール、芝1200m[2−1−1−1]で小倉2歳S3着があるスギノエンデバー、芝1200m[2−1−0−0]のロビンフット、芝1200m[2−1−0−1]のファーマクリーム、デビューから芝1200mで2戦2勝のアフォードなど伏兵は数多い。ピュアオパールは2戦2勝の芝1200mに戻る。鞍上はテン乗りの福永騎手。スギノエンデバーは相手なりに堅実に走るタイプ。持ちタイムがないため、時計勝負になったときが課題か。アフォードは福島芝1200mの新馬戦を1分8秒7で圧勝している。短距離走るサクラバクシオンオー産駒。3連勝で重賞制覇もありそうだ。

[Home]