毎日杯
レース展望
皐月賞の最終ステップレース。07年に阪神外回りの芝1800mに変更された。過去10年で1番人気は[5−2−1−2]で7連対。2番人気は[2−0−2−6]、3番人気は[1−1−3−5]で各2連対のみ。1番人気と人気薄で決着することが多い。06〜09年は1番人気の相手に11、6、6、12番人気が来て66倍、8倍、16倍、123倍。軸を決めたら人気薄まで手広く流す馬券作戦が妙味。10番人気以下で3着以内に入った4頭は前走ダート戦に出走していた。穴でダート戦で圧勝がある馬の激走に注意。
トーセンレーヴは新馬、アルメリア賞を連勝。新馬戦は前半5F63.3秒のスローペースでラスト3F12.7−11.4−11.4秒。ラスト2Fの上がり勝負のため、勝ちタイムと上がり3Fは遅いが、ラスト2Fを11.4秒の持続ラップでまとめている。アルメリア賞は3番手からメンバー最速タイの33.3秒で抜け出して快勝。前走より上がりを2秒、勝ちタイムを2.3秒詰めた。馬が走りに前向きでフットワークに躍動感があり、同厩のドリームジャーニーを進化させたようなタイプ。賞金を加算して皐月賞に向かえるか。
レッドデイヴィスは前走シンザン記念を3番手から抜け出して重賞初制覇。前の2頭が離して逃げて前半5F58.8秒。こういう展開になると2番手グループの先頭にいた馬が残るケースが多いが、その通りの結果になった。前&内が有利な馬場も味方した印象。今回も先行して粘り込む作戦か。セン馬のため、3歳限定G1には出走できない。コティリオンはラジオNIKKEI杯2歳S3着馬。前走のきさらぎ賞は前残りの展開で出遅れて最後方からの競馬では仕方ない面もある。まともに走れば重賞で通用する能力はあるが、そのまともにが難しい馬。テン乗りの小牧騎手がどう乗るか。
エリカ賞の勝ち馬で前走アーリントンC5着のスマートロビン、前走こぶし賞を勝ったアルティシムス、前走梅花賞を勝ったサンビーム、ダートの未勝利、500万を連勝したデスペラード、ダートの未勝利、樅の木賞を連勝したボアレス、前走新馬戦を5馬身差で圧勝したカグニザントなど伏兵は数多い。カグニザントは前走ラスト3Fが11.7−11.5−11.4秒で尻上がり。最後は物凄いフットワークで見ているだけでも加速しているのが分かった。今年はスローペースの新馬戦を勝った馬が伸び悩むケースが目立つが、カグニザントはひと味違う。キャリア1戦でも侮れない馬。テンションが上がらずに自分の競馬ができるかがカギ。
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