オークス
レース展望
牝馬クラシック第２弾。過去１０年で１番人気は［３−１−１−５］で４連対。桜花賞馬は［２−０−１−１］だが、桜花賞が阪神外回りに替わってからは［２−０−０−０］で勝率１００％。６〜８枠は［１−０−１−３］で連対は昨年のアパパネのみ。外枠はロスが大きく不振傾向。２番人気は［１−２−１−６］で３連対、３番人気は［１−０−１−８］で１連対のみ。最近６年の連対馬１２頭のうち１１頭は５番人気以内だが、０８年は１３番人気のエフティマイアが連対して大荒れになった。過去１０年で馬連万馬券が４回。最近は１０倍前後の決着が多いが、荒れるときは１０番人気以下が２着に突っ込むのがパターン。極端な人気薄に注意。
１０番人気以下で３着以内に入った３頭には重賞３着以内があった。３頭とも前２走以内に重賞３着以内があったが、桜花賞で着外に敗れたことで人気が一気に落ちた。穴でこのタイプに注意。連対馬２０頭のうち１５頭が前走桜花賞で９頭が４着以下から巻き返している。オークス向きの馬は桜花賞で差して届かないことが多い。桜花賞で切れる脚を使って届かなかった馬に要注意。連対馬２０頭のうち７頭が４４０キロ以下の小柄な馬。６番人気以下で連対した４頭は全て４４０キロ以下だった。昔からオークスでは小柄な馬が強い。穴で前走桜花賞で負けた小柄な馬の激走に注意。今年はマルセリーナとホエールキャプチャに人気が集中しそうだ。
マルセリーナは［３−０−１−０］でシンザン記念で３着に負けたが、まだ牝馬には先着を許していない。桜花賞は出遅れた直後に挟まれて位置取りが悪くなり、道中は折り合いを欠き気味。直線では前が空かず大きく外に持ち出して狭いところを割るロスがあったが、メンバー２位タイの３４．３秒で一瞬のうちに突き抜けた。かなり厳しいレースだったが、強烈な末脚を隠し持っていた。これがディープインパクト産駒の本質なのかもしれない。同厩のブエナビスタと同じように物事に動じずパドックを周回する姿が印象的。初の東京、距離延長が死角になる馬ではなさそう。ゴール前で接戦になったときに安藤勝騎手の手が止まって横を向かなければ。
ホエールキャプチャは［３−３−１−０］でファンタジーＳで武豊騎手が出遅れて３着に敗れたレースを除き連対を確保している。前走の桜花賞はスタートが遅く後方を進み、３、４コーナーで外を回ったことで直線に向いたときはかなり後ろにいたが、大外からメンバー２位タイの３４．３秒で鋭く伸びて２着を確保。馬込みを苦にしないタイプだけにもう少し枠が内ならマルセリーナにもっと抵抗できたのではないか。阪神ＪＦではレーヴィディソール、桜花賞ではマルセリーナ。松田博厩舎の管理馬が目の上のたんこぶ。今回は距離２４００ｍの克服が課題だが、オークスでは距離適性を地力でカバーする馬が多い。池添騎手の考え方と乗り方がカギ。
ハブルバブルは連闘でフラワーＣで２着を確保し、中１週で臨んだ桜花賞で０．７秒差の６着。中団の内につけたが、直線でごちゃついてまともに追えなかった。厳しいローテーションだっただけにオークストライアルを使わずにオークスに出走できたのはプラス。陣営は藤田騎手を諦めてウィリアムズ騎手を確保した。金子氏のディープインパクト産駒。グルヴェイグは休み明けで矢車賞を勝って出走に漕ぎ着けた。角居厩舎の管理馬で父ディープインパクト、母エアグルーヴという超良血馬。父と母は東京芝では合わせて［５−２−０−０］で連対率１００％。祖母ダイナカール、母エアグルーヴはオークスを制しており、勝てば母子３代制覇となる。
フローラＳの勝ち馬バウンシーチューン、スイートピーＳの勝ち馬アカンサス、忘れな草賞の勝ち馬エリンコート、左回り巧者のマイネイサベル、フローラＳ３着馬ピュアブリーゼ、桜花賞で４着に突っ込んだメデタシあたりが伏兵か。バウンシーチューンは全５戦、アカンサスは全４戦の上がり３Ｆがメンバー最速でどちらもオークスで激走が多い小柄な馬。フローラＳとスイートピーＳのレースレベルは例年より低いが、末脚の切れ味が生かせるような展開になれば。今年は確たる逃げ馬がいない。エリンコートは２連勝中だが、忘れな草賞のレベルが低いため、距離延長がカギになりそう。今年の重賞で後藤騎手は［０−０−２−２０］で連対率０％。
メデタシは桜花賞で０．４秒差の４着に終わったが、直線でホエールキャプチャに寄られる不利があった。チューリップ賞３着で桜花賞の出走権、桜花賞４着でオークスの出走権を確保。１勝馬だが、ギリギリでクラシック出走を決めている。メデタシの馬主・小田切氏は１９８５年のオークスをノアノハコブネで直線一気で制している。オークス出走はそのとき以来となるが、メデタシを管理するのが当時ノアノハコブネに騎乗していた音無元騎手（現調教師）。１９９０年のオークスでは桜花賞４着の小柄な馬エイシンサニーが直線一気で断然人気の桜花賞馬アグネスフローラを差して制している。今年も桜花賞４着の小柄な馬が波乱を演出するか。
ＷＡＫＵＷＡＫＵ競馬道場
競馬アナリストＧＭ
★重賞レース展望には有力各馬について基本事項を掲載しています。狙える馬の相馬眼的評価、本質、死角などの詳細は「有力馬診断」、馬場、展開、穴馬などを含めた最終決断は「相馬眼予想」でお届けしています。なお携帯版ＨＰはＰＣからもご覧いただけます。
★先週の予想結果
競馬道場（競馬アナリストＧＭ）
ヴィクトリアＭ 馬連・３連単３，６２０円、京王杯ＳＣ 馬連２，９９０円 ３連単３７，７９０円的中！厳選予想２戦２勝！
５月末まで１０００円
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ＭＲ予想（万馬券娘ＭＲ）
京王杯ＳＣ ３連単３７，７９０円的中！穴馬ストロングリターン優勝！京都ジャンプＳ穴馬タマモグレアー優勝！ヴィクトリアＭも的中！
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京王杯ＳＣ ◎ストロングリターン 馬連２，９９０円 ３連単３７，７９０円的中！ヴィクトリアＭ 馬連・３連単３，６２０円的中！
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