プロキオンS
レース展望
過去10年で1番人気は[5−4−1−0]で9連対。唯一連対を外したのは昨年のナムラタイタン。前走オープンを勝った馬は[5−1−1−0]で連勝する馬が多い。前走負けた馬、前走条件戦だった馬は[0−3−0−0]で全て2着。2番人気は[1−2−1−6]で3連対、3番人気は[1−0−1−8]で1連対のみ。多頭数で行われるが、10番人気以下は[0−0−2−61]で3着止まり。1番人気と4〜8番人気の決着が多い。1番人気が堅実なため、馬連は8回が10倍台までに収まっている。馬連50倍以上はない。
連対馬20頭のうち14頭は前走3着以内。前走4着以下から連対した6頭のうち4頭は2走前にオープン以上で3着以内を確保していた。前2走とも4着以下に敗れた馬は不振。勝ちタイムは1分22秒前後と早く、スピードのない馬では通用しない。短距離ダートを中心に使われ、ダ1400mで早い持ちタイムのある馬が活躍している。7枠は[4−3−1−12]で7連対、8枠は[3−5−2−10]で8連対。外枠に連対馬が集中している。1〜3枠は[1−0−2−50]で1連対のみ。今年は京都で行われるが、枠順に注意。
ケイアイガーベラは昨年の勝ち馬。逃げて1分21秒8のレコードでサマーウインドに4馬身差をつけて圧勝した。関東圏では結果が出ていないが、京都&阪神では[8−0−1−2]で勝率72.7%。ダ1400mは[7−0−1−2]で京都では全て条件戦で3戦3勝。前走のポラリスSは56.5キロを背負ってハナ+クビ差の3着。開催がスライドした影響があったのか、馬体が16キロ減ってガレ気味だった。これまで休み明けは[4−0−0−1]でダ1400mでは4戦4勝。最終調教では坂路で1番時計をマークしている。以前ほど化けモノ的な強さは感じなくなったが、関西圏でベストのダ1400mなら勝ち負けに持ち込むか。
ダノンカモンはダートのオープン以上で[2−4−2−2]で全て4着以内を確保。前走のフェブラリーSでは中団からしぶとく伸びて0.4秒差の4着に入った。ダ1400mは[3−3−1−2]で根岸S2着、オープン特別2勝がある。最近は右回りをこなせるようになった。昨年のギャラクシーSではケイアイガーベラに2馬身半差の2着に敗れ、続く大和Sではナムラタイタンに0.1秒差をつけて勝っている。そのあたりに力関係のヒントがあるが、当時の状態面、今の能力、適性などを加味する必要性がありそう。使い詰めでひと息入れたため、仕上がり面に注意。多頭数で行われるため、前を捕まえられる位置で進められるかがカギになる。
ナムラタイタンはデビューからダ1400mで6連勝し、プロキオンSで1番人気に支持されたが3着に終わった。その後は勝ち星がなく善戦止まりが続いたが、前走のオアシスSで1年ぶりに勝利をあげた。京都ダ1400mは[3−1−1−0]の巧者。昨年の勝ち馬ケイアイガーベラとは斤量2キロ差が1キロ差になる。大橋厩舎は勝てば重賞初制覇。ワールドワイドはオープン入りしてから7、5、2、1着と一戦ごとに着順を上げてきた。京都ダ1400mは[2−3−1−1]で栗東Sではナムラタイタン(57.5キロ)に0.3秒先着している。重賞初挑戦となった根岸Sでは1.5秒差の7着に終わったが、半年してどこまで力をつけたか。
前走つばさ賞を勝ったトーホウオルビス、ダ1400m[1−0−3−0]のアーリーロブスト、京都ダート[3−1−1−1]のエノク、ダ1400、[3−3−1−4]のスーニ、前走つばさ賞で頭差2着のドスライス、前9戦のうち8戦で最速上がりを繰り出しているシルクフォーチュン、前走北海道スプリントCを勝ったマルカフリート、長期休み明けをひと叩きされたフサイチセブンなど伏兵は数多い。トーホウオルビス、アーリーロブスト、ケイアイガーベラ、ドスライスなど前に行く馬が揃っている。流れが速くなるとスピードと底力が問われそうだ。1番人気から流せば的中するレースだったが、昨年はナムラタイタンが3着に終わった。1番人気の取捨と穴馬の見極めがポイント。穴のポイントは何か。ちなみに来週はセレクトセールが行われる。
WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM
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