セントウルS
レース展望

サマースプリントシリーズの最終戦&スプリンターズSの前哨戦。過去10年で1番人気は[3−2−3−2]で5連対。開幕週で前が残りやすく、逃げ先行馬は[3−2−1−1]、差し追い込み馬は[0−0−2−1]。2番人気は[1−4−2−4]で5連対、3番人気は[1−1−0−8]で2連対。最近4年の馬連は135倍、166倍、14倍、37倍で荒れている。開幕週で馬場が良く前が止まらない。最近8年の連対馬16頭のうち12頭が逃げ先行馬。1分7秒台の高速決着に対応できる逃げ先行馬を重視。58キロは[0−0−0−7]で連対なし。昨年ワンツーを決めたダッシャーゴーゴーとグリーンバーディーはデータを破れるか。

サマースプリントシリーズはカレンチャンが函館スプリントSとキーンランドCを連勝し現在トップ。アイビスSDを制したエーシンヴァーゴウ、北九州記念を制したタイキミステリーが勝てば逆転優勝となる。スプリンターズSに向けてレベルの高いレースを期待したい。ダッシャーゴーゴーは昨年の勝ち馬で前走CBC賞をトップハンデ58.5キロで制した。昨年より斤量が3キロ増えるが、58キロなら許容範囲。8月から坂路で入念に乗り込まれ、好タイムを連発している。今年の重賞で安田隆厩舎は[7−1−0−4]、1番人気では[5−1−0−0]で連対率100%。現在スプリント重賞を4連勝中。陣営が怖いのは3度目の降着か。

栄進堂は3頭出し。エーシンヴァーゴウは3連勝でアイビスSDを制覇。北九州記念は早めに動いて勝ちに行ったが、最後に止まって0.1秒差の3着。55.5キロを背負っていたため、勝ちに等しい内容。前半3F32.4秒のハイペースでも馬なりで先行したことは見逃せない。一線級との力関係がポイントになる。エーシンホワイティはファルコンSの勝ち馬。2走前のCBC賞は5着に負けたが、直線で下がってきた馬の煽りを受けて立て直すロスがあった。最近は前に行けるようになっている。エーシンリジルは北九州記念で好位の内からしぶとく伸びて2着。ここにきて急激に馬体が充実してきている。岩田騎手とは[3−1−0−1]の好相性。

トウカイミステリーは北九州記念で重賞初制覇。外枠から馬群を捌いて上がってきた北村友騎手の好騎乗と52キロの軽ハンデが嵌っての勝利。小倉入りして馬体細化の対策を施していた。安田隆厩舎は細かな配慮が行き届いている。別定戦で3キロ増。どこまで踏ん張れるか。テイエムオオタカは北九州記念でハイペースで逃げて0.2秒差の4着。直線で外にモタれていた。開幕週の馬場を味方に和田騎手がどこまで攻めてくるか。香港からはグリーンバーディー、ラッキーナインが参戦。グリーンバーディーは昨年のセントウルSで厳しい位置から伸びてクビ差の2着に突っ込んだ。香港馬2頭ともG1馬で地力はある。仕上がり次第でマークは必要。

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