毎日王冠
レース展望

過去10年で1番人気は[1−2−1−6]で3連対。古馬混合G1で連対がある馬は[1−2−1−1]だが、連対がない馬は[0−0−0−5]で不振。2番人気は[2−1−1−6]、3番人気は[1−2−1−6]で各3連対。6〜9番人気が6連対と多い。10番人気以下は[0−0−4−33]で3着止まり。最近6年は97倍、15倍、146倍、8倍、4倍、76倍で堅いか波乱の両極端。古馬混合G1で連対のない馬が1番人気になると連対を外して荒れる傾向がある。今年の1番人気はリアルインパクトか、ダークシャドウか。

連対馬20頭のうち15頭が2ヶ月以上の休み明け。実績馬は休み明けで結果を出しているが、天皇賞(秋)の前哨戦のため仕上がりに注意。中1〜3週は[1−0−4−31]で1連対のみ。朝日CCを勝ったミッキードリームは中3週だが、距離が短くなるのはプラス。連対馬20頭のうち13頭が4コーナー5番手以内につけていた。開幕週で前に行った馬が残りやすく、ある程度前につけた馬が活躍している。宝塚記念から直行して3着以内に入った馬は5、9、3、1、10、4、9番人気。休み明けと前走着順が嫌われた馬に要注意。

リアルインパクトは安田記念を9番人気で制した。3歳馬の安田記念制覇は59年ぶり。3歳以上混合G1を1勝馬が制したのは、グレード制を導入した1984年以降初めて。リアルインパクトの優勝は調教技術の進化で3歳馬と古馬の力差が縮まったことを示している。NHKマイルCでは出遅れて直線でごちゃつくロスがあり1分32秒5で走ったが、安田記念では3キロ減で1分32秒0で走った。机上計算では通用するが、厳しいレースの経験が少ない3歳馬が春の古馬G1で通用するのは稀。古馬のマイル路線はスプリント路線と同様にレベルが低下しているのではないか。今回は休み明け、前走から3キロ増の57キロ、初の1800mと多くの課題を抱えている。休み明けで堀厩舎はどこまで仕上げてくるか。戸崎騎手からテン乗りの岩田騎手に乗り替わる。

ダークシャドウは格上挑戦で臨んだ産経大阪杯で後方からメンバー2位の33.9秒で追い込んでハナ差の2着。勝ったヒルノダムール、3着エイシンフラッシュは天皇賞(春)でワンツーを決めている。前走のエプソムCは1番人気に支持されたが、内枠スタートから好位につけ、直線で馬群を割ってメンバー3位の35.0秒で抜け出し2馬身半差で圧勝。最後は抑える余裕があった。産経大阪杯では美浦→京都→阪神への輸送で馬体が減り、激走したことで反動が出たが、堀厩舎は上手く立て直している。東京芝は4戦4勝で今回はエプソムCを勝った芝1800mと条件は揃っている。鞍上は先週ロケット発射を防いだ福永騎手。堀厩舎は人気馬2頭出し。

前走札幌記念2着のアクシオン、新潟記念を連覇したナリタクリスタル、朝日CCで重賞初制覇を飾ったミッキードリーム、マイラーズC1着&京王杯SC2着とG2で好走したシルポート、重賞3勝の実力馬シンゲン、昨年のマイルCS2着馬ダノンヨーヨー、前走新潟記念3着のセイクリッドバレー、昨年の菊花賞ビッグウィーク、昨年の2着馬で天皇賞(秋)以来となるエイシンアポロンと伏兵は数多い。シルポートは東京芝1800mのエプソムCとメイSで2着があり、そのときの前半5Fは58秒台。今回は単騎逃げが濃厚なだけに小牧騎手のセンスが問われそうだ。シンゲンは東京芝1800mは3戦3勝でエプソムCを制している。G2以下の東京芝では[6−0−0−2]。8歳馬でどこまで復調してくるか。天皇賞(秋)に向けて全馬が力を出し切ってあの馬は強いと競馬ファンが納得できるようなレースを期待したい。G1に向けて相馬眼的に評価できる馬がいる。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
札幌2歳S、芙蓉S、市原特別など的中! 的中率100%の壁に挑戦しています。

◆MR予想(万馬券娘MR)
中山オータムP 3連単12,950円的中!スプリンターズSは穴馬パドトロワが激走!

◆重賞データの達人(データ分析班)
札幌2歳S 馬連410円 3連単2,430円的中!

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