AR共和国杯
レース展望
G1の谷間に行われる長距離ハンデ重賞。過去10年で1番人気は[2−2−1−5]で4連対。G1連対馬は[0−0−1−1]、G2勝ち馬は[0−0−0−2]、G1連対、G2勝ちがない馬は[2−2−0−2]。G1、G2実績があり堅そうな馬ほど危険。2番人気は[3−3−2−2]で6連対、3番人気は[3−1−1−5]で5連対。ハンデ戦らしく6番人気以下が5連対と多い。最近は隔年で10番人気以下が連対し荒れている。最近6年の馬連は112倍、9倍、67倍、15倍、135倍、9倍。今年は荒れる年か。
トップハンデは[2−1−1−10]で3連対。3番人気以内は[1−1−1−2]に対し、4番人気以下は[1−0−0−8]。58.5キロ以上を背負った馬は[0−0−0−3]だが、2頭はG1勝ちがない58.5キロ、1頭はG1で長期休み明けかつ59キロだった。今年のトップハンデはオウケンブルースリは、菊花賞馬、58.5キロ、叩き2戦目。前走1600万条件に出走した馬は[2−2−2−22]で4連対。ハンデ戦らしく前走条件戦を使った馬でも通用している。穴で前走負けて人気の盲点になった馬に注意。
ビートブラックは昨年の菊花賞3着馬。休み明けの京都大賞典では4番手から33.2秒で上がって0.2秒差の2着に入った。直線で一旦沈みかけたが、安藤勝騎手の独特の追い方で息を吹き返している。長い距離でしぶとさを生かすタイプ。今年の重賞で松岡騎手は[1−4−3−39]で勝率2.1%、単勝回収率5%。ただし1番人気なら[1−1−0−0]で連対率100%。オウケンブルースリは昨年秋から不振が続いたが、前走京都大賞典で0.2秒差の3着に入り復調気配。2年前のジャパンCでウオッカにハナ差まで迫った馬。ジャパンCに出走するには勝つことが条件になりそう。浜中騎手からテン乗りの田辺騎手に乗り替わる。
ナムラクレセントは阪神大賞典を圧勝し、天皇賞(春)で3着に入った。和田騎手が強気に動いて勝負に出てトゥザグローリーを潰した。3000m以上のレースでは3、3、4、1、3着で4着以内を確保。前走の宝塚記念では逃げたことが響いている。休み明けは[1−2−0−2]だが、どこまで仕上がってくるか。ハンデは58キロ。後藤騎手は強気な騎乗か。カリバーンは3連勝で白富士Sを勝ち、札幌記念5着、オールカマー3着。2戦とも0.3秒差に踏ん張っている。オールカマーは馬体が12キロ減って少し細くなっていた。東京芝は[2−2−0−1]で東京に替わるのはプラス。鞍上は先週の天皇賞(秋)でイカンガーになった蛯名騎手。
コスモヘレノスは昨年の3着馬。前2走は惨敗したが、どこまで復調してくるか。ダイヤモンドSで騎乗したベリー騎手に乗り替わる。キングトップガンは目黒記念、函館記念を連勝。前走の札幌記念は逃げて12着に終わったが、激戦の疲れがあったか。目黒記念を勝ったコースで横山典騎手が今度はどんな作戦でくるか。ハンデは目黒記念のときより5キロ重くなる。フォゲッタブルは大不振に陥ったが、前走京都大賞典で5着に入り復調気配。切れよりスタミナが問われる展開になれば。トレイルブレイザーは前走古都S(1600万条件)で2着に負けたが、3走前に目黒記念で0.1秒差の4着がある。鞍上は安藤勝騎手。今週も池江寿厩舎に注意。
WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM
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