みやこS
レース展望
昨年からジャパンCダートの前哨戦として新設されたダート重賞。トパーズS(OP特別)を含めた過去10年で1番人気は[3−3−0−4]で6連対。3歳馬は[2−1−0−0]だが、単勝3倍以上の古馬は[0−1−0−2]、6歳馬は[0−0−0−2]で不振。2番人気は[3−4−0−3]で7連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。連対馬20頭のうち18頭が5番人気以内。10番人気以下は[0−0−1−56]。10年のうち8年が10倍台までの決着。ダート実績のある人気馬で堅く収まることが多い。
エスポワールシチーは前走南部杯で前半5F57.8秒のハイペースで逃げて0.3秒差の4着。フェブラリーSでは09年が前半5F58.8秒で4着、10年が前半5F59.2秒で1着。今年は松岡騎手が飛ばし過ぎた。今回は佐藤哲騎手に戻る。前走激しいレースをしたため、調子落ちがないことが条件。58キロで貫録を見せるか。ワンダーアキュートは09年の6月以降、休み明け、G1を除くと[6−3−0−1]で後方に控えたレパードS以外連対している。半兄ワンダースピードもG1を除くと堅実だった。前走の東海Sは1分53秒7のレコードで優勝。今回は休み明け、58キロ。ジャパンCダートに向けて存在感を示せるか。
ゴルトブリッツはダート[7−0−0−2]でアンタレスSとマーキュリーCを制している。2走前の東海Sは5着に負けたが、勝負どころでテスタマッタに捲くられてスムーズさを欠いたことが応えた。田辺騎手がもっと強気な騎乗をしていれば結果は違ったのではないか。アンタレスSではワンダーアキュートを完封している。馬体に芯が入ればG1でやれそうな馬。キングスエンブレムは昨年のみやこSで2着に入ったが、その後大不振。リフレッシュして臨んだシリウスSで0.4秒差の2着に入り、ようやく復調してきた。今回は昨年より1キロ軽い56キロで出走できる。鞍上は騎手リーディングを岩田騎手と争う福永騎手に戻る。
ダート[6−3−2−0]で前走白山大賞典2着のニホンピロアワーズ、5連勝でオープン入りしたトウショウフリーク、京都ダ1800mのアンタレスSと平安Sを勝っているダイシンオレンジ、平安S2着があるインバルコ、京都ダ1800m[3−4−3−2]のシャア、前走ニホンピロアワーズに勝ってオープン入りしたエイシンダッシュなど伏兵は多士済々。ニホンピロアワーズは前走2着で重賞にメドを立てた。今回はかなりメンバーが強くなるが、崩れない強みを発揮できれば。ダイシンオレンジは京都ダ1800m[5−2−2−2]の巧者。インバルコは京都ダ1800m[0−3−0−0]で全て2着。池江寿厩舎の管理馬。
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競馬アナリストGM
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