中山金杯
レース展望
年明け最初の名物重賞。過去１０年で１番人気は［５−０−０−５］で５連対。前走重賞で連対した馬は［３−０−０−０］、連対を外した馬は［２−０−０−３］。前走ＯＰ特別は［０−０−０−２］。２番人気は［０−２−１−７］、３番人気は［２−０−１−７］で各２連対。ハンデ戦らしく６〜９番人気が３連対、１０番人気以下が４連対と多い。馬連は５０倍以上が２回、万馬券が２回と荒れている。実力の接近したメンバーによるハンデ戦で波乱傾向が強い。近走不振で人気を落とした中山芝重賞勝ち馬が波乱を演出することが多い。
トップハンデは［２−２−０−１１］で４連対。連対した４頭は６、７、１０、４番人気で人気薄が多い。３番人気以内は［０−０−０−３］で連対なし。人気のトップハンデは過信禁物。最近５年の連対馬１０頭のうち８頭は５６キロ以上を背負った馬。５５キロ以下は［１−１−４−３５］で２連対のみ。軽量馬は３着が多い。東京で行われた０２年を除くと１枠は［１−０−０−１６］、８枠は［０−１−１−１７］で各１連対のみ。１枠は馬場の荒れた内を通り、８枠は外を回るロスがある。１枠と８枠に入った馬は人気でも過信禁物。
アドマイヤコスモスは芝を使って５連勝で前走福島記念を制覇。中団からメンバー２位の３４．３秒で早めに抜け出し、メイショウカンパクが迫ると最後にひと伸びして突き放した。直線でフラついて差されそうになったが、遊びながら走っていたようだ。まだ粗削りだが潜在能力は高く、相馬眼的にＧ１、Ｇ２を狙えそうな馬。新潟外回りで３戦３勝から直線の長いコースを得意にしているが、京都内回りの大原Ｓで１分５６秒８のレコードで勝ったように小回りもこなせる。前走重賞を勝ったことでハンデは１キロ増の５７キロ。メンバーも前走より強くなっている。半兄アドマイヤフジは中山金杯を連覇。勝てば橋田厩舎は１７年連続重賞制覇となる。
コスモファントムは前走中日新聞杯を１１番人気で勝ち穴をあけた。外から捲られて３、４コーナーで手が動く厳しい展開になったが、直線でゲシュタルト、ダノンバラードとの激しい叩き合いを制した。一昨年の中日新聞杯では逃げてトゥザグローリーの２着に粘っている。休み明けで調教の動きが地味だったが、一昨年より２キロ重い５７キロを背負い、冬場走るタイプらしくいきなり激走した。昨年の中山金杯は好位の内から抜け出して制している。脚質的に小回りの芝２０００ｍは合うが、今年は昨年より１．５キロ増、前走より０．５キロ増の５７．５キロを背負う。前走重賞初制覇を飾った大野騎手からテン乗りの丹内騎手に乗り替わる。
ダノンバラードは［２−０−４−１］で前３走は皐月賞、アンドロメダＳ、中日新聞杯を３着に終わった。前走の中日新聞杯は中団から早めに捲って直線で先頭に立ったが、最後に差されてクビ＋ハナ差の３着。小倉巧者のデムーロ騎手が強気に乗ったが、少し早めに動き過ぎた。一昨年のラジオＮＩＫＫＥＩ杯２歳Ｓの勝ち馬。坂のある中山で一変するか。鞍上は三浦騎手。エクスペディションは３連勝でオープン入り。前走の中日新聞杯は中団から伸びて０．２秒差の４着。休み明け、初重賞挑戦、稍重、内で揉まれたことが影響したのか、いつもの切れる脚を使えなかった。末脚に持続力がある馬。馬場、展開などが上手く嵌って持ち味を生かせれば。
中山芝［５−１−１−２］の巧者ダイワファルコン、２連勝でオープン入りしたフェデラリスト、朝日ＣＣ２着のエーシンジーライン、前走美浦Ｓで豪快な大外一気を決めたネオサクセス、一昨年の勝ち馬アクシオン、中山重賞３勝の古豪ネヴァブションなど伏兵は数多い。ダイワファルコンは前走ディセンバーＳで単勝１．５倍の１番人気に支持されたが、直線で伸びを欠き９着に終わった。中山巧者が不可解な負け方。中山金杯のハンデを意識して負けたのか、それとも１０キロ増で馬体が重かったのか。芝１８００ｍに実績が集中しているため、距離１Ｆ延長がカギ。フェデラリストは２連勝が強い内容で中山では２戦２勝。まだ底を見せていない。
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★先週の予想結果
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摩耶Ｓ ３連単９，７３０円的中！昨年の秋Ｇ１、厳選予想、ＷＩＮ５予想の結果を公開中！
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中山大障害 馬連４６０円、アンコールＳ 馬連１，０００円、摩耶Ｓ ワイド３４０円・３００円的中！
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