AJC杯
レース展望

過去10年で1番人気は[3−0−0−7]で3連対。単勝1倍台は[3−0−0−0]に対し、単勝2倍以上は[0−0−0−7]で連対なし。断然人気にならない馬は不振。2番人気は[3−2−1−4]で5連対、3番人気は[0−3−2−5]で3連対。連対馬20頭のうち16頭が5番人気以内。実力馬に有利な別定G2で上位人気馬が活躍しているが、最近4年のうち3年で6〜9番人気が連対しており、馬連は70倍、16倍、109倍、22倍。最近は人気薄が激走し波乱が多くなった。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

年齢別では4歳[1−4−1−13]、5歳[4−2−2−16]、6歳[1−0−3−30]、7歳[4−1−2−20]、8歳以上[0−3−2−13]で高齢馬が健闘している。最近4年の連対馬8頭のうち6頭が7歳以上の高齢馬。中山G2で実績のある高齢馬に注意。1枠は[0−1−0−10]で1連対、2枠は[0−0−4−7]で連対なく不振。最終週で馬場の内側が荒れているため、最初から荒れた内を通る内枠の馬は不振が続いているが、今年は7日間しか開催がないため馬場状態に注意。今年は10頭立てになりそう。

ルーラーシップは昨年日経新春杯、金鯱賞を制覇。G1はドバイシーマクラシック6着、宝塚記念5着、有馬記念4着でひとつずつ階段を上っている。前走の有馬記念は最後方からメンバー最速の33.2秒で大外から追い込んで0.2秒差の4着。休み明けで11番人気の低評価だったが、勝ったオルフェーヴルの上がりを0.1秒上回る末脚で見せ場を作った。これまでG2以下では[6−1−0−1]で出遅れた毎日杯以外は連対を確保。豪快なフットワークで飛びが大きいが、昨年の日経新春杯のようなレースができれば中山をこなすのではないか。最近のレースぶりからスタートと折り合いに不安があるため、福永騎手による部分が大きくなる。

ナカヤマナイトはニエル賞はシンガリの6着、ドラール賞はブービーの10着に終わったが、帰国初戦のディセンバーSを後方からメンバー最速の34.8秒で差し切り勝ち。大外を回っていい脚を長く使った。春より馬体が20キロ増えて、全体的に実の入りが良くなった。中山は[2−1−0−0]。末脚の持続力を生かせる中山は合っている。トーセンレーヴは追い切り後に心房細動を発症して鳴尾記念を回避したが、その後乗り込んで復帰に漕ぎ着けた。これまで[4−0−2−1]で不良馬場のダービーを除き3着以内を確保している。ブエナビスタの半弟、ジョワドヴィーヴルの全兄という良血馬。中山コースと距離の克服がカギになりそう。

前走中日新聞杯2着のゲシュタルト、2連勝でオープン入りしたリッツィースター、AJC杯で1、1、3着のネヴァブション、前走AR共和国杯で7着に追い込んだアブソリュートなどが伏兵か。ゲシュタルトは昨年のオールカマーでアーネストリーに0.2秒差の2着がある。今回はそのときより1キロ軽い56キロで出走できる。陣営は今年絶好調の蛯名騎手を確保した。リッツィースターは2走前にハーバーコマンド(菊花賞4着)、前走トレイルブレイザー(AR共和国杯1着)を負かしている。勝てば柴田人調教師は重賞初制覇。ネヴァブションは中山G2[3−1−2−4]の実績がある。中山金杯を叩かれてどこまで上向いてくるか。

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競馬アナリストGM

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
次走の狙い馬で取り上げた現3歳馬の結果を公開しました。重賞で活躍しています。

◆MR予想(万馬券MR)
今週のにAJC杯は自信の狙い馬と自信の穴馬で高自信度で配信する予定です。

◆重賞データの達人(データ分析班)
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