根岸S
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−0−5]で5連対。単勝2.5倍以下は[2−3−0−0]で連対率100%だが、単勝2.6倍以上は[0−0−0−5]で3着以内なし。信頼度は単勝オッズに比例する。2番人気は[2−0−0−8]、3番人気は[0−2−2−6]で各2連対のみ。連対馬20頭のうち7頭が6番人気以下。最近5年の馬連は40倍、24倍、41倍、59倍、6倍で昨年を除き中穴決着。フェブラリーS前哨戦でメンバーは揃うが荒れている。連対の多い5〜9番人気を絡めて30倍前後の中穴を狙うのが妙味。

連対馬20頭のうち19頭が前走ダート戦に出走し、そのうち15頭は3着以内を確保していた。最近3年の連対馬は全て前走1着。前走ダート短距離を勝った馬が連続して好走することが多い。関東馬は[3−1−3−41]、関西馬は[7−9−7−77]で関西馬の活躍が目立つ。最近3年は関西馬がワンツーを決めている。5番人気以内の関西馬を重視したい。6番人気以下で連対した7頭のうち5頭は関西の差し追い込み馬。ハイペースの激戦になると差し追い込み馬が突っ込んでくる。穴で差し追い込みタイプの関西馬に注意。

ダノンカモンは昨年の南部杯でトランセンドに頭差の2着がある。JCダートは距離が長かったが、5着に入り大崩れしなかった。ダートG1は[0−1−0−2]だが、ダートG3は[0−4−0−0]で全て2着。昨年の根岸Sはセイクリムズンに0.2秒差の2着に負けたが、今は当時より力をつけている。昨年と斤量関係が同じなら福永騎手の乗り方次第で逆転もあるか。セイクリムズンはダ1400m[7−2−2−2]の巧者。昨年の根岸Sは中団からメンバー最速の35.0秒で突き抜けている。フェブラリーSの1600mをこなせないとは思わないが、まずはここに全力投球か。今回からテン乗りの吉田隼騎手が騎乗する予定。

シルクフォーチュンは南部杯で中団からメンバー最速の36.3秒で伸びて0.1秒差の3着。武蔵野S9着、ギャラクシーS3着と勝ち切れないレースが続いているが、プロキオンSを1分22秒1で勝ったようにダ1400mは合っている。ハイペースで前崩れの展開になるか、南部杯のように中団あたりで流れに乗れれば。ティアップワイルドはダ1200m[3−3−0−0]、ダ1400m[5−3−2−5]。オープン以上のダ1400mは[0−0−1−4]で3着が1回あるのみ。昨年の根岸Sは1.3秒差の5着に終わった。オープン入り後は距離を短くして良さが出てきた馬。距離1400mで早い上がりを繰り出せるかがカギ。

前走カペラS3着のタイセイレジェンド、前走大和Sを勝ったトウショウカズン、前走ギャラクシーSを勝ったヒラボクワイルド、3走前にペルセウスSを勝ったセレスハント、3連勝でオープン入りしたサクラシャイニーなど伏兵は数多い。タイセイレジェンドは距離を短くしながら少しずつパフォーマンスを引き上げている。先週活躍が目立ったキングカメハメハ産駒。今週から復帰する内田博騎手が騎乗する。サクラシャイニーはダートでは[4−1−0−0]でまだ底をみせていない。3走前の東京ダ1400mの500万条件を勝ったときはインパクトがあった。東京ダ1400mは2戦2勝。メンバーはかなり強くなるが、どこまでやれるか。

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