京都牝馬S
レース展望

過去10年で1番人気は[2−1−2−5]で3連対。06年までは武豊騎手[0−0−0−3]、福永騎手[0−0−1−1]で連対がなかったが、07年以降は外国人騎手または元地方騎手が騎乗して[2−1−1−1]で複勝率80%。2番人気は[2−1−2−5]で3連対、3番人気は[0−1−1−8]で1連対。過去10年で3番人気以内の決着は1回もない。6番人気以下が8連対と多く、人気馬と人気薄で決着することが多い。最近5年の馬連は14倍、30倍、97倍、27倍、21倍。人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

前走G3出走馬は[5−4−1−31]で9連対。前走愛知杯出走馬は[3−2−0−4]で4着以内なら[3−0−0−3]で勝率50%。今年の該当馬は前走愛知杯3着のコスモネモシン。前走1600万条件出走馬は[2−3−2−12]で連対した5頭は10、2、8、9、7番人気。穴で前走1600万条件出走馬の激走に注意。今年の該当馬は前走ジュライS1着のエーシンリターンズ、六甲アイランドS1着のスプリングサンダー、寿S1着のスイートマトルーフ、石清水S2着のクィーンズバーン、同4着のビッグスマイル。

ショウリュウムーンは昨年の勝ち馬。前3走はポートアイランドS1着、カシオペアS3着、京都金杯4着と牡馬を相手に堅実に走っている。斤量別では53キロ[2−0−0−2]、54キロ[2−1−2−1]、55キロ[0−0−0−6]。今回は54キロで出走できる。京都金杯で半馬身負けたアスカトップレディとは1キロ差から同斤になる。キングカメハメハ産駒。アスカトップレディは前走京都金杯で中団からしぶとく伸びて0.2秒差の3着。距離を短くしてパフォーマンスを引き上げた。京都芝は[2−2−2−1]で1800m以下なら[1−2−2−0]で複勝率100%。斤量は1キロ増えるが、前走大外枠だったことを考慮したい。

コスモネモシンは前走愛知杯で中団の内からしぶとく伸びて0.2秒差の3着。芝2000mで崩れなかったように力をつけている。芝1600〜1800mのG3では[1−3−1−1]で複勝率80%。唯一馬券圏内を外したのが昨年の京都牝馬Sというのは気になるが、今年の京都は馬場が荒れており上がりが掛かるのはプラス。レディアルバローザは中山牝馬Sを勝ち、ヴィクトリアM3着、朝日CC3着に入ったが、前走のエリザベス女王杯は17着に終わった。距離と荒れ馬場が応えたか。芝1600mは[2−2−2−3]で昨年の京都牝馬Sでは4着に入っている。2度目の騎乗となる武豊騎手がどう乗るか。キングカメハメハ産駒。

一昨年の桜花賞3着馬エーシンリターンズ、阪神牝馬Sで3着があるスプリングサンダー、ローズSで4着があるビッグスマイル、昨年のオークス馬エリンコート、京都外回り[3−0−1−1]のドナウブルー、京都芝1600m[1−1−0−0]のクィーンズバーンなど伏兵は数多い。エーシンリターンズはチューリップ賞、桜花賞、ローズSで3着があり、重賞で通用する下地はある。川田騎手がビッグスマイルではなく、休み明けのエーシンリターンズに騎乗するのが不気味。キングカメハメハ産駒。ドナウブルーは前走不良馬場の1000万条件を圧勝。全妹ジェンティルドンナはシンザン記念を勝っている。デムーロ騎手で一発はないか。

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