きさらぎ賞
レース展望

過去10年で1番人気は[1−3−2−4]で4連対。前走新馬[0−0−0−1]、500万[0−1−1−1]、オープン特別[0−2−0−0]、重賞[1−0−1−2]で前走オープン特別なら堅実。2番人気は[2−4−1−3]で6連対、3番人気は[4−0−0−6]で4連対。連対馬20頭のうち16頭が5番人気以内だが、3年に一度は6番人気以下が連対して荒れている。最近5年の馬連は8倍、91倍、3倍、13倍、102倍で堅いか波乱両極端。本命を押さえながら6〜9番人気を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬20頭のうち18頭が前走3着以内、連対全馬が前走5着以内を確保。前走6着以下は[0−0−3−24]で3着止まり。最近は前走2、3着に負けた馬が巻き返すことケースが目立つ。前走500万条件で3番人気以内に支持され3着以内を確保した馬は[5−3−1−8]だが、今年は該当馬がいない。馬体重が459キロ以下は[1−3−1−27]で連対した4頭のうち3頭は3番人気以内。荒れ馬場で小柄な馬は不振だが、3番人気以内なら[1−2−1−2]で連対率50%。459キロ以下は人気馬なら狙える。

ワールドエースは阪神芝1800mの新馬戦を中団からメンバー2位の34.5秒で差し切り勝ち。直線で抜け出す姿は父ディープインパクトを彷彿させた。若駒Sは5頭立ての最後方からメンバー最速の33.6秒で伸びて2着。前半5F65.4秒、逃げ馬が残る馬場で最後方からでは厳しかった。単勝1.2倍でも福永騎手が最後方で悠然と構えていたのが印象的。外回りに替わるのはプラス。小柄な馬だけに中1週で大きな馬体減がないことが条件。昨年以降、池江寿厩舎はG1で5勝、G2で7勝しているが、G3は[0−7−7−12]で未勝利。角居厩舎と同様にG3が目標ではないが、今回は賞金を加算するために中1週で使ってきた。

ジャスタウェイは新潟2歳Sで中団の後ろからメンバー最速の32.6秒で伸びて0.1秒差の2着がある。前走の東スポ杯2歳Sは直線で伸び切れず4着。坂路調教でフラつくようにまだ力が付き切っておらず、不良馬場が応えている。ひと息入れたが、直線が平坦な京都は合いそう。テン乗りの秋山騎手に乗り替わる。ベールドインパクトは前走未勝利戦で大外から捲ってそのまま押し切り、断然人気に応えた。スタートが遅く、後方から大外を回るレースしかしていないが能力はある。コイウタの半弟で父はディープインパクト。馬名の意味は「ベールに覆われた衝撃」。Cデムーロ騎手は先週京都牝馬Sを制覇。昨年のイタリア・リーディング騎手。

前走シンザン記念2着のマイネルアトラクト、同3着のプレミアムブルー、前走京成杯5着の2勝馬スノードン、前走朝日杯FS9着の2勝馬ローレルブレット、前走京都2歳S4着のアルキメデス、前走福寿草特別4着のヒストリカルなど伏兵は数多い。シンザン記念2、3着馬は内を通って前に行った馬が有利な展開&馬場の恩恵があった。それほど切れる脚がないため、前が粘り込める展開&馬場になれば。スノードンは京成杯でメンバー最速の34.1秒で上がっている。出遅れ癖を克服できるかがカギ。ローレルブレットは黄菊賞で0.1秒差の4着があり距離は守備範囲。アルキメデスとヒストリカルは外回りで本領を発揮する可能性がある。

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競馬アナリストGM

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