スプリングS
レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−2−2]で6連対。中山で行われた9年で単勝1倍台は[1−2−1−0]、2倍台は[2−0−0−1]、3倍以上は[0−0−1−1]。人気が割れたときは危険。2番人気は[3−0−2−5]で3連対、3番人気は[0−1−0−9]で1連対のみ。最近4年のうち3年で8番人気以下が連対し、馬連は200倍、41倍、369倍、14倍で大荒れ。人気馬と人気薄での決着が多い。

連対馬20頭のうち15頭が前走3着以内。前走4着以下は[0−5−1−51]で5連対。連対した5頭のうち3頭はオープン特別で勝ち星があり、残る2頭に芝1800m以上の500万条件で連対があった。連対馬のキャリアは3戦6頭、4戦7頭、5戦2頭、6戦4頭、7戦以上1頭。最近3年の連対馬6頭のうち5頭がキャリア3、4戦。最近はキャリア3、4戦でオープン以上で連対がある馬が活躍している。

アルフレードは3戦3勝で朝日杯FSを制した昨年の最優秀2歳牡馬。朝日杯FSは4番手からメンバー3位の35.3秒で抜け出して2馬身差で快勝。勝ちタイム1分33秒4は、最終レースの1600万条件を1.0秒上回った。スローペースの経験しかなかった馬が速い流れをあっさり克服した。今回は休み明けと距離延長が課題。手塚厩舎は先週のフィリーズレビューを1番人気のアイムユアーズで制している。

ディープブリランテは新馬、東スポ杯2歳Sを圧勝。前走の共同通信杯は前半5F63.6秒のスローで逃げたが、ゴールドシップに差されて0.3秒差の2着。休み明けで馬体12キロ増、馬を前に置けず掛かり気味に進んだことが堪えた。前脚を掻き込む走法のため、高速馬場より力のいる馬場が合うタイプ。叩き2戦目で馬体が絞れて道中折り合えるかがカギ。最近はJRAが岩田騎手に1枠1番攻撃をしている。

グランデッツァは札幌2歳Sで3番手からゴールドシップとマイネルロブストを完封。当時はダートの調教で脚捌きの硬さが気になったが、実際のレースでは問題がなかった。ラジオNIKKEI杯2歳Sは好位から直線で早めに先頭に立ったが、2頭に交わされて0.2秒差の3着。休み明け、中間の筋肉痛で少し緩い造りだった。芝1800mは[2−1−0−0]。今回は秋山騎手からMデムーロ騎手に乗り替わる。

マイネルロブストは札幌2歳S3着、朝日杯FS2着、京成杯2着と重賞で善戦している。朝日杯FSは道中少し折り合いを欠いたが、内枠からロスなく進めてしぶとく伸びてきた。京成杯は後方からメンバー2位の34.2秒で伸びて半馬身差の2着。勝ったベストディールより1キロ重い57キロを背負っていた。マイネルの馬らしく、現時点の完成度が高く馬体がしっかりしている。今回は武豊騎手が騎乗する。

3連勝で若駒Sを勝ったゼロス、新潟2歳S勝ち馬モンストール、前走共同通信杯4着のストローハット、前走ベコニア賞で大外一気を決めたサトノギャラント、前走ホープフルS5着のサトノプライマシー、2戦2勝で前走若竹賞を勝ったバンザイ、小倉で2連勝してきたビービージャパンなどが伏兵か。ゼロスは重馬場の若駒Sをワールドエースに2馬身半差をつけて逃げ切っている。同じ脚質の馬との兼ね合いがカギ。

モンストールはレベルの高い新潟2歳Sの勝ち馬。ノドの手術明けの影響と初の右回りがカギ。過去10年の皐月賞で前走スプリングSは[5−3−1−46]、弥生賞は[3−4−5−33]。最近はスプリングS組が勝つことが多い。今年のクラシックトライアルは全て関東馬が勝っている。関東馬が勝ってクラシックに名乗りを上げるのか、それとも関西馬が意地を見せるのか。全馬が力を出し切る熱いレースを期待したい。

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★先週の予想結果

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