ダービー卿CT
レース展望

過去10年で1番人気は[1−0−1−8]で1連対のみ。単勝1倍台[0−0−1−0]、2〜4倍台[0−0−0−8]、6倍台[1−0−0−0]でオッズに関係なく不振。2番人気は[1−1−1−7]、3番人気は[1−1−0−8]で各2連対。連対馬20頭のうち11頭が6番人気以下。9年連続で7番人気以下が連対している。50倍以上が4回、万馬券が3回で大荒れ。ハンデ戦でかなり波乱傾向が強い。

前走連対は8頭のみ。前走7着以下から9頭が連対しており、前走着順は問われない。前走勝って斤量が増えた馬は[0−0−1−7]で3着止まり。07年以降の連対馬10頭のうち9頭はマイル戦で2勝以上、7頭はマイル戦で4連対以上。以前はマイル実績の少ない馬が活躍していたが、最近はマイル実績が問われる。マイル戦で2勝以上している馬を重視したい。穴でマイル実績が多い前走条件戦勝ち馬に注意。

ガルボは東京新聞杯で重賞初制覇。前走の阪急杯は流れが速くて前に行けず、直線でごちゃついて捌くのに苦労し0.4秒差の5着。阪神芝1400mでは必ず内枠に入って直線でごちゃついて脚を余している。1〜3月は[2−3−0−1]に対し、4〜9月[0−0−0−8]。冬場が稼働期で暑くなると調子が落ちるのがパターン。今年は例年より気温が低いため、まだ大丈夫か。ハンデ57.5キロを克服できれば。

アプリコットフィズは京成杯AH2着、富士S2着、キャピタルS1着で完全復活。富士Sを勝ったエイシンアポロン、京成杯AHを勝ったフィフスペトルはマイルCSでワンツーを決めた。前走の中山牝馬Sは休み明け、重馬場が堪えて8着に終わったが、今回は叩き2戦目、距離短縮と条件が好転する。芝1600mで休み明け、G1を除けば[3−3−0−0]。今年の重賞で田中勝騎手は[0−0−0−11]。

ミッキードリームは昨年3連勝で朝日CCを制し、毎日王冠で0.1秒差の3着に入った。2走前の東京新聞杯は休み明けが堪えて6着、前走の大阪城Sは渋った馬場と58キロが堪えて4着。少し不甲斐ないレースが続いているが、まともに走ればG3では上位の能力を持っている。芝1800mは[4−2−2−2]に対し、芝1600mは[0−0−0−2]。トリッキーな中山と芝1600mの克服がカギになる。

中山金杯2着馬ダイワファルコン、前走阪急杯4着のオセアニアボス、東風S勝ち馬ツクバホクトオー、相手なりに走るテイエムオオタカ、昨年のダービー3着馬ベルシャザールなどが伏兵は数多い。ダイワファルコンは芝1800mを得意にしているが、芝1600mは[2−1−1−0]で守備範囲。重賞未勝利馬が57キロを背負う。オセアニアボスも同様に57キロ。通用する力はあるが、鞍上の乗り方次第か。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

[Home]