ヴィクトリアM
レース展望
06年に新設された古馬牝馬限定G1。過去6年で1番人気は[2−2−0−2]で4連対。連対を外したラインクラフトはフケ(発情)、カワカミプリンセスは休み明けと実績のない芝1600mが敗因か。最近4年は前走ドバイを使ったウオッカ、ブエナビスタが連対を確保。2番人気は[2−0−0−4]で2連対、3番人気は[0−1−0−4]で1連対。昨年は人気馬同士で堅かったが、8番人気以下が4連対と多い。
馬連は10倍、307倍、16倍、53倍、24倍、2倍。一線級の古馬牝馬が揃うが堅くない。年齢別では4歳[4−5−2−48]、5歳[2−1−2−20]、6歳[0−0−2−14]、7歳以上[0−0−0−7]で4、5歳馬しか連対がない。8番人気以下で連対した4頭は全て4歳馬。穴で4歳馬に注意。10番人気以下で3着以内に入った3頭は前走重賞で連対していた。前走重賞好走がフロック視された馬に注意。
アパパネは一昨年の3冠牝馬。牝馬限定G1では[5−0−2−0]で複勝率100%。昨年のヴィクトリアMではブエナビスタを完封して制している。前走の阪神牝馬Sは馬体が8キロ増えて過去最高の504キロ。レースでは中団から伸び切れず7着に終わった。叩き2戦目は[4−0−1−0]でG1を3勝。今年も必勝パターンできたが、馬体が絞れて精神面が勝負モードに入るかがポイント。鞍上は蛯名騎手に戻る。
マルセリーナは昨年の桜花賞馬。マイルCSは6着、阪神カップは4着に終わったが、ひと息入れて立て直した阪神牝馬Sでは56キロを背負ってメンバー3位タイの34.6秒で伸びてクビ差の2着に入った。牝馬限定戦で芝1600m以下なら[2−1−0−0]で連対率100%。前走休み明けで馬体が12キロ減っていたのは少し気になるところ。岩田騎手が騎乗停止になったため、田辺騎手が騎乗することになった。
ホエールキャプチャは[4−3−3−2]で5着以内を確保。昨年は桜花賞2着、オークス3着、秋華賞3着、エリザベス女王杯4着と勝ち切れなかったが、相手なりに堅実に走った。前走の中山牝馬Sは5着に終わったが、道中ハミを噛んで力んで走っていた。休み明けで馬体が14キロ増えていたことも堪えたか。芝1600mは[2−2−0−0]で東京ではクイーンCを制している。叩き2戦目、距離短縮で一変するか。
フミノイマージンは芝2000m以下の牝馬限定重賞では[3−1−2−0]で3着以内を確保。2走前の東京新聞杯ではメンバー最速の33.3秒で伸びて0.4秒差の4着、前走の阪神牝馬Sではメンバー2位の34.3秒で伸びて0.1秒差の3着に入った。過去6年のヴィクトリアMで6歳以上の高齢馬は[0−0−2−21]で3着止まり。データを覆せるか。陣営は重賞3勝の太宰騎手ではなく池添騎手を乗せてきた。
オールザットジャズは1000万、1600万条件を連勝し、中山牝馬Sで最後方からメンバー最速の35.3秒で追い込んで0.1秒差の2着に入った。前走の福島牝馬Sは6番手から早めに抜け出して重賞初制覇。500万条件を勝った直後に格上挑戦でエリザベス女王杯を使ったのはダテではなかった。角居厩舎のタニノギムレット産駒というのはウオッカと同じ。芝1600mは[0−0−0−2]だが、今勢いがある。
京都牝馬S勝ち馬ドナウブルー、中山牝馬S勝ち馬レディアルバローザ、昨年の富士S2着馬アプリコットフィズ、阪神牝馬S勝ち馬クィーンズバーン、京都金杯&京都牝馬S3着のアスカトップレディなど伏兵は数多い。ドナウブルーは桜花賞馬ジェンティルドンナの全姉。前走の中山牝馬Sは馬体が16キロ減って11着に終わったため、馬体が回復して長距離輸送をクリアできるかがカギ。陣営はウィリアムズ騎手を確保。
レディアルバローザは昨年のヴィクトリアMで3番手からしぶとく粘ってアパパネ、ブエナビスタに0.1秒差の3着に入った。東京芝1600mは[0−2−1−1]。今回は[3−1−2−2]の福永騎手に戻る。アプリコットフィズは前2走55キロを背負って8、6着に終わった。54キロでは[4−3−0−0]だが、55キロ以上では[0−0−1−8]。小柄な馬で斤量に敏感な面がある。今回も55キロを背負う。
WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM
★先週の予想結果
◆競馬道場(競馬アナリストGM)
NHKマイルC 馬単2,630円 馬連1,480円 ワイド760円本線的中![◎○]
◆MR予想(万馬券MR)
NHKマイルC 馬連1,480円、緑風S 馬連・3連単2,270円など的中!
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