東海S
レース展望
過去10年で1番人気は[1−2−1−6]で3連対。最近8年で1連対のみ。ダートG1(地方交流含む)で連対がある馬は[1−1−1−0]だが、連対がない馬は[0−1−0−6]で不振。2番人気は[4−0−1−5]、3番人気は[1−3−1−5]で各4連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が3連対と多い。最近5年の馬連は89倍、1600倍、18倍、7倍、32倍。極端な人気薄の激走に注意。
前走アンタレスS出走馬は3番人気以内なら[5−3−2−9]で連対率42.1%。アンタレスSで2〜6着に負けた馬が巻き返すことが多い。今年のアンタレスSを勝ったゴルトブリッツは熱発のため回避した。9番人気以下で3着以内に入った7頭のうち4頭には元地方&地方騎手が騎乗していた。地方の腕っ節の強い騎手が人気薄を持ってくるのがパターン。穴で元地方&地方騎手に注意。外国人騎手にも注意が必要。
ワンダーアキュートはダート重賞3勝の実力馬。ジャパンCダート2着、東京大賞典2着、フェブラリーS3着とG1で3戦連続善戦した。東京大賞典ではスマートファルコンにハナ差まで迫っている。フェブラリーSは1F短いダ1600mで3着なら上々か。前走のダイオライト記念は1番人気で0.3秒差の3着。外から早めに動いたこともあるが、最後に一杯になって失速した。地方の重いダートが合わなかったのか。
昨年の東海S(不良)は好位からメンバー最速の35.1秒で抜け出して1分53秒7のレコードで快勝。ダ1900〜2000mは[4−3−0−2]、中央では[4−1−0−0]で連対率100%。今年も他馬より1キロ重い57キロを背負うが、コース&距離は合っている。間隔を詰めて使った方がいいタイプ。2ヶ月ぶりのレースになり、かつ次走帝王賞に出走を予定しているため、仕上がり面に注意したい。
ソリタリーキングは前走ブリリアントSで好位からメンバー最速の37.4秒で抜け出して5馬身差で圧勝。前走1600万条件を勝った2頭が人気だったとはいえ強い内容だった。ヴァーミリアンの半弟が本格化してきたか。昨年のジャパンCダートでは0.6秒差の8着に入った。ダートで良馬場では[2−0−1−5]だが、脚抜きのいい馬場では[4−2−0−1]。東京で激走後の中1週でデキ落ちがなければ。
ヒラボクキングは前走平安S(不良)で2番手からエスポワールシチーを振り切って10番人気で重賞初制覇。勝ちタイム1分48秒1は優秀。不良馬場の高速決着に対応できた。フェブラリーSは脚部不安、アンタレスSは外傷で回避。今回は4ヶ月ぶりの出走になるが、どこまで仕上がってくるか。京都ダートは[5−1−1−2]の巧者。先週のヴィクトリアマイルで不完全燃焼に終わった藤岡佑騎手が巻き返すか。
ミラクルレジェンドはダート[9−1−1−3]、ダ1800m[8−1−0−1]。唯一連対を外したのは0.5秒差の6着に終わった昨年のジャパンCダート。メンバー3位タイの37.1秒で伸びたが、位置取りが悪過ぎた。牡馬相手にレパードS、関越Sを勝っており、このメンバーでもやれる下地はある。前2週の重賞でウィリアムズ騎手は[2−2−0−0]。小柄な牝馬が54キロで出走できるのはプラス。
前走マーチSを制したサイレントメロディ、前走アンタレスS2着のアイファーソング、同5着のニホンピロアワーズ、同6着のグリッターウイング、同7着のデスペラード、昨年のJBCクラシックで3着に入ったシビルウォー、ダートG1で3着が3回あるバーディバーディ、昨年のみやこSで2着に入ったトウショウフリーク、前走1600万条件を勝ってオープン入りしたリバティバランスなど伏兵は数多い。
サイレントメロディは重馬場のマーチSで直線一気を決めた。ダートの重・不良では[3−0−0−1]。馬場が渋ったら要注意。アイファーソングはアンタレスSで速い流れで逃げて2着を確保。ダートで逃げたときは[4−1−0−0]。今回も川須騎手が強気に逃げそうだ。リバティバランスはパワータイプで良馬場のダ1800m以上では[5−1−0−1]。休み明けの大型馬で仕上がりがカギ。鞍上は小牧騎手。
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競馬アナリストGM
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