オークス
レース展望

牝馬クラシック第2弾。過去10年で1番人気は[3−1−0−6]で4連対。桜花賞馬は[2−0−0−2]だが、桜花賞が外回りコースに変更されてからは[2−0−0−1]。5〜8枠に入った馬は[1−0−0−4]で連対はアパパネのみ。外枠はロスが大きく不振に終わる傾向。2番人気は[1−2−2−5]で3連対、3番人気は[1−0−1−8]で1連対のみ。人気薄の連対が多く、昨年は7−8番人気で大波乱になった。

連対馬20頭のうち15頭が前走桜花賞に出走していた。最近5年の1〜3着馬15頭のうち9頭が前走桜花賞に出走し、9頭のうち8頭が桜花賞で4着以内に入っていた。桜花賞が外回りコースに変更されてからは桜花賞で好走した馬が活躍する傾向が強まっている。前走フローラSは3着以内、スイートピーSと忘れな草賞は勝っていることが目安になる。昔からオークスでは小柄な馬が強い。穴で前走桜花賞で負けた小柄な馬に注意。

ジェンティルドンナは2番人気で桜花賞制覇。中団からメンバー最速の34.3秒で豪快に差し切った。熱発明けのチューリップ賞で無理しなかったことでかなり調子を上げていた。99年のフサイチエアデール以来13年ぶりに牝馬がシンザン記念を制したのはやはりダテではなかった。未勝利、シンザン記念は先行抜け出しだったが、中団に控えてメンバー最速の末脚で差し切ったことは東京で行われるオークスに繋がるのではないか。

過去10年で桜花賞馬は[3−0−1−3]だが、桜花賞が外回りコースに変更されてからは3、1、1、4着で昨年のマルセリーナを除き3着以内を確保。勝ったアパパネとブエナビスタは阪神JF勝ち馬でかつ芝1800mの経験があった。ジェンティルドンナはデビューから5戦全てが芝1600m。距離2400mをこなせるかが最大のポイント。関東への長距離輸送と左回りも初めて。課題を全てクリアして2冠馬になれるか。

ヴィルシーナは前走桜花賞で4番手からしぶとく伸びて半馬身差の2着。最後にアイムユアーズを差し返して2着を確保した。芝1800mの新馬戦でデビューし、芝2000mのエリカ賞を勝ち、東京のクイーンCを勝ったように陣営はずっとオークスを意識したローテーションを組んでいる。3戦連続で馬体が減っているのは少し気になるが、目標のレースで目一杯の仕上げか。馬主の佐々木氏は今年重賞2勝。G1初制覇なるか。

ミッドサマーフェアは君子蘭賞、フローラSを連勝。君子蘭賞はメンバー最速の36.2秒で差し切り3馬身半差で圧勝。勝ちタイムは同日の毎日杯に0.1秒差。フローラSはメンバー最速タイの33.4秒で差し切って2馬身半差で圧勝。今年5戦しているが、フローラSでは阪神で使った後にも関わらず馬体が10キロ増えていた。最終調教は坂路で48.8秒の1番時計を出している。小島太調教師が思いっきり吹きそうだ。

阪神JF2着&桜花賞3着のアイムユアーズ、スイートピーS勝ち馬ダイワズーム、チューリップ賞勝ち馬ハナズゴール、フラワーC勝ち馬オメガハートランド、同2着馬メイショウスザンナ、フローラS2着馬アイスフォーリス、忘れな草賞勝ち馬キャトルフィーユなど伏兵は数多い。アイムユアーズは[3−2−2−0]で複勝率100%。前4走は外国人騎手が騎乗したが、今回はウィリアムズ騎手を確保。距離を克服できれば。

ダイワズームは未勝利、デイジー賞、スイートピーSを3連勝。好位から抜け出す競馬が板につき、レースぶりが安定している。今回はG1で[0−0−2−27]の三浦騎手(美・鹿戸厩舎所属)に乗り替わる。ハナズゴールはチューリップ賞が強かったが、小柄な馬だけにNHKマイルCから中1週がどう出るか。オメガハートランドは桜花賞では馬体10キロ減で0.7秒差の12着。鞍上は天皇賞(春)を制した石橋脩騎手。

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★先週の予想結果

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