ユニコーンS
レース展望

過去10年の1番人気は[6−2−0−2]で8連対。順調に使われ、ダートで3勝以上、勝率50%以上なら[6−2−0−0]で連対率100%。2番人気は[0−4−2−4]で4連対、3番人気は[1−1−2−6]で2連対。連対馬20頭のうち18頭が5番人気以内、残る2頭は7番人気。8番人気以下は[0−0−1−88]で3着止まり。馬連は8回が10倍台までに収まっている。人気馬が堅実で波乱は少ない。

連対馬20頭のうち17頭が前走連対。残る3頭は前走芝重賞で4、4、7着だった。前走ダートで連対を外した馬は[0−0−0−40]で3着以内がない。ダートは紛れが少なく、能力のある馬が力を発揮しやすい。昇竜S連対馬は[3−1−2−4]で5番人気以内なら[3−0−2−1]。兵庫Chsで連対した馬は[1−3−2−3]。端午S勝ち馬は[3−2−0−0]だが、今年は出走がない。今年は抽選対象馬が多い。

オースミイチバンは芝で10、14着、ダートで5、8着と惨敗が続いたが、未勝利戦で2着に2.0秒差をつけて大差勝ちすると500万条件では0.7秒差、兵庫Chsでは0.4秒差をつけて圧勝。ここまで激変する馬は珍しい。母オースミハルカの血が目覚めたか。今回は距離短縮、左回り、長距離輸送が課題になるが、あっさり克服するか。勝てば川島騎手は04年府中牝馬Sのオースミハルカ以来の重賞制覇となる。

レッドクラウディアは芝で3、7着に終わったが、ダートでは[3−1−0−0]でまだ底を見せていない。前走の昇竜Sは中団からメンバー最速の36.2秒で先に抜け出したキズマを差し切った。過去10年で昇竜S勝ち馬は5番人気以内に支持されれば[2−1−1−1]で複勝率80%。ダ1700mの樅の木賞を勝っており、距離は守備範囲。前走休み明けで激走し中1週で東京に輸送するため、状態面に注意したい。

兵庫Chs2着馬タイセイシュバリエ、全日本2歳優駿2着馬メジャーアスリート、ききょうS勝ち馬ネオヴァンクルまでが抽選なしに出走できる。タイセイシュバリエは前走昇竜S4着。前走ダートで連対を外した馬は[0−0−0−40]のデータを破れるか。メジャーアスリートは前走NHKマイルC15着は直線で前が壁になったことが堪えた。東京ダ1600mの2歳未勝利戦を1分36秒9でレコード勝ちしている。

抽選対象は24頭のうち11頭が出走可能。伏竜S2着馬キングブレイク、同3着馬エアハリファ、ヒヤシンスS2着馬で前走UAEダービー14着のゲンテン、ダートで3戦以上して連対率100%のオールドパサデナ、ゴールドゼウス、ネクタル、メテオライトなど素質のある馬が揃っている。まずは抽選結果に注目したい。過去10年の勝ち馬は6番枠が2頭、10〜14番枠が8頭。馬場状態にもよるが外枠の馬に注意。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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