ラジオNIKKEI賞
有力馬診断

■[7]ファイナルフォーム (1位評価)

前走は後方からメンバー最速の33.9秒で差し切り勝ち。ゴール前で外に斜行してランパスインベガスの進路を妨害したが、降着にならなかった。降着なら今回出走できなかった。ディープ産駒の大型馬で馬体が緩く出世が遅れているが、レースを使いながら馬体が引き締まり、着実にパフォーマンスを引き上げている。前3走芝1600mでメンバー最速の末脚を繰り出したが、デビュー戦の未勝利戦で芝1800m(稍重)を先行抜け出しで勝っており、距離1800mは守備範囲。スタートが遅いが、陣営はそれを対策するために戸崎騎手を乗せてきた。過去10年のラジオNIKKEI賞で堀厩舎は[1−1−1−1]と相性がいい。10年以降、戸崎騎手&堀厩舎のコンビは[4−5−2−4]で1000万条件以上では[2−2−0−1]で連対率80%。勝てば前走降着がなくて良かったと競馬ファンに見直され、安田記念でインタビューを拒否した堀調教師が勝利インタビューを受ければ丸く収まる。大口が入って1番人気になったが、相馬眼的にここで激走する下地はある。

■[6+]ヤマニンファラオ (2位評価)

新馬戦とゆきやなぎ賞でトーセンホマレボシに先着し、若駒Sで2着ワールドエースにハナ差の3着がある。青葉賞では直線で外に持ち出すロスがあったが、しぶとく伸びて4着に入った。前走の白百合Sは3番手からしぶとく伸びて2着。勝ったマウントシャスタは宝塚記念で5着に入った。4着サンレイレーザーは次走勝ったため56キロになったが、ヤマニンファラオは55キロで出走できる。鋭い決め手はないが、ある程度前につけてしぶとい脚を使えるタイプ。色々な条件を使われているが、小回りの福島は合うのではないか。ズブい馬を粘らせるのが上手い安藤勝騎手はテン乗りでも好イメージ。

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