CBC賞
レース展望

今年は3年ぶりに中京で行われる。ハンデ戦で行われた過去6年で1番人気は[1−0−0−5]で1連対。昨年はトップハンデ58.5キロのダッシャーゴーゴーが勝ったが、前走、斤量、年齢、性別に関係なく不振傾向。2番人気は[0−2−0−4]で2連対、3番人気は[0−0−2−4]で連対なし。6年のうち3年が4番人気以内で決着し、残る3年は7番人気以下が連対して荒れている。3番人気以内の決着はまだない。

馬連は22倍、155倍、30倍、198倍、52倍、17倍で全て中穴以上。連対馬12頭のうち7頭が芝1200mで2勝以上、4頭が4勝を挙げていた。残る5頭のうち2頭はダ1200mで3勝以上を挙げ、2頭はキャリアの浅い3歳馬だった。これらを満たす馬を重視したい。新コースで3コーナーまでの距離が短くなり、最後の直線の坂が急になったため、以前より差しが決まりやすい。開幕週に行われるため馬場設定に注意。

ダッシャーゴーゴーはスプリント重賞3勝の実力馬。前走の前走高松宮記念は4番手からしぶとく伸びて0.1秒差の4着。直線で手応えが良く、追い出しを待つ余裕があったが、追い出してから伸び切れなかった。外枠スタートから終始外を回ったことが微妙に堪えた印象。コースは合うのではないか。昨年は高松宮記念(阪神)4位入線→11着降着の後、CBC賞(阪神)をトップハンデ58.5キロを背負って1番人気で制している。

今年は昨年58.5キロで制したこともあり、トップハンデ59キロを課せられた。1986年以降の芝ハンデ重賞で59キロを背負った馬は[7−3−4−20]だが、芝1600m以下では[0−1−0−5]で1連対のみ。距離が延びるほど成績は良く、スピード&ダッシュが問われる短距離戦では不振という結果が出ている。昨年から0.5キロ増が最後のひと伸びにどう影響するのだろうか。短距離王国・安田隆厩舎の管理馬。

マジンプロスパーは2走前に阪急杯で重賞初制覇を飾り、前走高松宮記念で0.3秒差の5着に入った。道中3番手につけたが、直線で抜け出す瞬発力がなかった。昨年6月から一戦ごとに勝ち負けを繰り返している。芝1400mは[3−0−0−1]に対し、芝1200mは[1−0−0−2]。今回は芝1200mでハンデは57.5キロ。浜中騎手は2連勝中のエーシンヒットマンではなく、マジンプロスパーに騎乗する予定。

エーシンヒットマンは芝1200mの1600万条件を勝ち、降級して再度1600万条件を勝ちオープン入り。芝1200mは[5−2−2−2]で渋った馬場では[2−1−0−1]で馬場は問わない。母エーシンヘーベは重巧者だった。今回は初のオープン、初の左回りが課題になるが、2連勝の勢いは無視できない。ハンデは前走から2キロ減の55キロ。好位から切れる脚を使えるタイプ。初の重賞挑戦で地力負けしなければ。

阪急杯2着馬スプリングサンダー、オーシャンS2着馬グランプリエンゼル、シルクロードS2着馬エーシンダックマン、前走バーデンバーデンC4着のオウケンサクラ、ハンデ戦に強い追い込み馬サンダルフォン、マーガレットS勝ち馬シゲルスダチなど伏兵は数多い。スプリングサンダーは芝1400m[4−3−1−4]に対し、芝1200m[1−0−0−4]。芝1200mは2年ぶり。鞍上は函館から戻って騎乗する四位騎手。

グランプリエンゼルは引退を撤回して現役を続行中。2走前の高松宮記念は5着マジンプロスパーと同タイムの6着に入った。マジンプロスパーは0.5キロ増の57.5キロになるが、グランプリエンゼルは1キロ減の54キロで出走できる。エーシンダックマンはデビューから22戦したが、全てハナを切っている。芝1200mで開幕週なら[2−3−0−3]で5着以内を確保。川田騎手が逃げるが勝ちの展開を作れれば。

シゲルスダチはNHKマイルCでマウントシャスタの斜行で落馬競走中止。馬場に投げ出された後藤騎手は動けずにいたが、シゲルスダチは立ち上がって後藤騎手の回りを歩き、時々気を遣うかのように寄り添っていた。キーストンのように。シゲルスダチは怪我がなく、すぐに乗り込みを開始。過去6年のCBC賞で西園厩舎は[1−2−0−1]で3年連続連対中。シゲルスダチの単勝馬券は「不死身」と「心遣い」のお守りになる!?

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
宝塚記念 馬単1,760円 3連単11,550円[高確信度◎○穴]的中!

◆MR予想(万馬券MR)
宝塚記念 馬連・3連単11,550円的中!穴馬ショウナンマイティ激走!

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