七夕賞
レース展望

サマー2000シリーズの第1戦。過去10年で1番人気は[2−2−2−4]で4連対。単勝4倍以上は[1−0−2−1]、前走重賞でない馬は[0−0−0−2]、7歳以上は[0−0−0−2]で不振。2番人気は[0−2−3−5]、3番人気は[2−0−4−4]で各2連対。6〜9番人気が8連対、10番人気以下が2連対で人気薄が半数を占める。馬連は20倍前後が7回、万馬券が3回。ハンデ戦で波乱傾向が強い。

最近5年の連対馬10頭のうち6頭が前走6着以下。前走13、14、17着に惨敗した馬が巻き返している。前走1〜3着馬は[1−0−2−16]でわずか1連対のみ。前走着順にこだわる必要はない。トップハンデは[3−1−1−9]で4連対。06年前後は重ハンデ馬の活躍が目立ったが、最近3年の連対馬6頭のうち5頭が52〜55キロ。最近は軽量馬が活躍している。ローカルの芝2000m巧者の激走に要注意。

トップハンデは57.5キロのシンゲン、57キロでゲシュタルト、ダイワファルコン、トーセンラーが続く。最軽量は51キロのイケドラゴン。過去5年の七夕賞で57キロ以上を背負った馬の頭数は2、2、4、3、4頭。今年は登録段階で57ロ以上が6頭いたが、回避馬が出て4頭になりそう。これで例年通りか。先週日曜の福島では戸崎騎手が[4−1−2−4]で大活躍だった。小回りの福島は騎乗技術が問われる。

前走鳴尾記念3着のトーセンラーは昨年の菊花賞で外を回ってオルフェーヴルに真っ向勝負を挑んで3着。日経賞、新潟大賞典は渋った馬場で惨敗したが、前走の鳴尾記念は好位からしぶとく伸びて3着に入った。57キロでは[0−0−1−3]。小柄な馬で57キロの克服がカギ。前走騎乗した岩田騎手が函館から遠征して騎乗する。福島は最終週で馬場が荒れ、かつ週末は雨が降る予報が出ている。馬場状態に注意したい。

タッチミーノットは昨年の産経大阪杯で0.2秒差の6着が評価され、重賞で1、2番人気に支持されたが、6、2、4、7着と善戦止まりが続いている。昨年の七夕賞(中山)は中団からメンバー最速の34.8秒で伸びてクビ差の2着。勝負どころでズブさを出したことが堪えた。前走の目黒記念は7着に終わったが、直線でスムーズさを欠いている。小回りの福島を克服できるかがカギ。3戦連続で横山典騎手が騎乗する。

エクスペディションは昨年夏に500万条件から全て圧勝で3連勝してオープン入り。その後、重賞で人気になったが、4、5、10着に終わった。前走の小倉大賞典では全くいいところがなかった。今になって厩舎は蟻洞の影響があったとコメントしている。これまで7〜8月は[4−1−0−0]で連対率100%。ステイゴールド産駒の典型的な夏馬か。石坂厩舎は2年連続でサマー2000シリーズの優勝を狙っている。

中山金杯2着馬ダイワファルコン、重賞3勝の実力馬シンゲン、昨年のオールカマー2着馬ゲシュタルト、ダイヤモンドS勝ち馬ケイアイドウソジン、福島テレビオープン勝ち馬ミキノバンジョー、昨年の3着馬アニメイトバイオなど伏兵は数多い。ダイワファルコンは中山金杯でフェデラリストにクビ差の2着。前走のエプソムCは惨敗したが、右回りに替わるのはプラス。夏場に走ったことはないが、叩いてデキが上向けば。

シンゲンは2年前に7歳でオールカマーを制したが、その後は2桁着順が続いている。休み明けは[4−1−1−4]で気性的に久々は苦にしないが、9歳馬がトップハンデ57.5キロを背負う。ゲシュタルトは勝ち切れないレースが続いているが、中日新聞杯2着、AJC杯3着など重賞で善戦している。2走前に騎乗した蛯名騎手は「この馬は何かを隠し持っている」とコメント。今回、蛯名騎手がそれを引き出せば。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
ラジオNIKKEI賞 馬単2,880円[◎▲]、中京12R 馬単1,980円[厳選予想◎○]的中!

◆MR予想(万馬券MR)
中京12R 馬連1,600円 3連単11,160円、ラジオNIKKEI賞 馬連1,350円的中!

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