プロキオンS
レース展望

過去10年で1番人気は[4−4−2−0]で8連対。02年から8年連続で連対したが、10年はナムラタイタン、昨年はケイアイガーベラが3着に終わった。2番人気は[1−2−1−6]で3連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。1番人気と5〜8番人気で小波乱が多い。10番人気以下は[0−0−1−62]で3着止まり。馬連は7年が10倍台までに収まっているが、昨年は9−3番人気で万馬券が飛び出した。

連対馬20頭のうち16頭が前走5着以内。最近5年では連対馬10頭のうち9頭が前走5着以内、残る1頭が6着。前走ダートのOP以上で5着以内に入った馬が活躍している。連対馬20頭のうち17頭が前走4番人気以内。前走6番人気以下は[2−0−4−58]で2連対。前走4番人気以内だった馬を重視したい。今年から中京ダ1400mで行われる。改装後の中京ダ1400mのレース傾向を重視したい。

ファリダットは一昨年から大不振が続いていたが、4走前のポラリスSで初めてダートを使うとメンバー2位の35.2秒で伸びて2着に突っ込んだ。コーラルSは前残りで4着に終わったが、栗東S、天保山Sを連勝。天保山Sは中団の内で脚をタメ、直線で外に持ち出して差し切る味のある内容だった。中間に疲れが出たようだが、最終調教は動いている。ビリーヴの息子が7歳になってダートで本格化。56キロで出走できる。

シルクフォーチュンは昨年のプロキオンS勝ち馬。最後方からメンバー最速の34.9秒で馬群を割って直線一気を決めた。ハイペースの展開が嵌ったが、メンバー2位を1.3秒上回る末脚はインパクトがあった。今年の根岸Sでもメンバー最速の末脚で直線一気を決めている。昨年の南部杯3着、今年のフェブラリーS2着が示すようにG1で通用するレベルに到達している。末脚は確実だけに展開と位置取りが大きなポイント。

アドマイヤロイヤルはダート1400〜1600mは[3−4−3−0]で複勝率100%。重賞では武蔵野Sで0.2秒差の3着がある。ダ1400mは[0−3−0−0]で全て2着。2走前の欅Sでは中団から伸びてブライトアイザックにクビ差の2着に入った。ダートのオープン以上では[0−1−3−1]で勝ち切れないが、地力は少しずつ強化されている。ラインクラフトの半弟。そろそろ本格化してもおかしくない。

今年ダートで4戦3勝のテイクアベット、前走北海道SCを勝ったセレスハント、コーラルSをレコード勝ちしたインオラリオ、ダートG1を3勝している実力馬スーニ、ダ1400m巧者のワールドワイドなど伏兵は数多い。テイクアベットは前走安芸S(1600万下)でトップハンデ58キロを背負って1分22秒2の好タイムで2馬身差の圧勝。重賞初挑戦でメンバーは強くなるが、自分の競馬に徹してどこまでやれるか。

セレスハントは前走北海道SCを2馬身半差で圧勝。7歳でも衰えはないが、JRAダート重賞では[0−0−0−5]。松永幹厩舎は重賞で3着止まりが多い。3年ぶりに武豊騎手が騎乗する。インオラリオは前走6着に終わったが、返し馬で放馬があった。2走前のコーラルS(不良)では4着ファリダットに0.9秒差をつけてレコードで圧勝している。池江寿厩舎から吉村厩舎に転厩して3戦目。条件が揃ったら注意したい。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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