アイビスSD
レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−0−6]で4連対。前走3着以内は[2−2−0−2]に対し、前走4着以下は[0−0−0−4]で不振。前走4着以下に終わった馬は実績馬でも過信禁物。2番人気は[2−1−1−65]で3連対、3番人気は[1−3−0−6]で4連対。最近7年は1〜3番人気と5番人気以下での決着が続いており、馬連は46倍、56倍、229倍、61倍、41倍、48倍、14倍で全て中穴以上。

サマースプリントシリーズでもレベルは高くない。人気薄を絡めて中穴以上を狙いたい。過去10年で牝馬が8勝。最近7年は全て牝馬が勝っており、連対馬14頭のうち9頭は牝馬。夏に強い牝馬の激走に注意。年齢別では3歳[2−1−3−7]、4歳[3−4−1−15]、5歳[2−2−4−32]、6歳[3−3−2−35]、7歳以上は[0−0−0−37]。7歳以上の高齢馬は3着以内がなく不振が続いている。

エーシンヴァーゴウは昨年のアイビスSDを7番手からメンバー最速の31.8秒で抜け出し、歴代2位の53秒8の好タイムで制した。直線1000mは2戦2勝。コース適性はかなり高い。昨年セントウルSを勝ち、スプリンターズSで2着に入ったように今回のメンバーでは実績最上位。前3走は2桁着順に終わったが、立て直して15日に49.5秒の1番時計を出している。夏に強い牝馬。昨年より斤量が1キロ重くなるが、どこまで復調してくるか。

ビウイッチアスは前走ハンデ50キロでバーデンバーデンC1着。逃げたテイエムオオタカを2番手でマークして最後に交わした。フィリーズレビューで2着に入りながら短距離路線を歩んできた3歳牝馬で芝1200mは[2−2−1−0]。坂路で楽々と好タイムが出ることからも直線1000mの適性はありそう。前走より1キロ増えるが、51キロで出走できる。過去10年のアイビスSDで3歳牝馬は[2−1−1−2]。直線1000mは軽量が生かせる。

ハクサンムーンは2走前の葵Sでは直線で前が詰まって追えず9着に終わったが、前走の出石特別は逃げて1分7秒8で5馬身差で圧勝した。前走1分6秒9で圧勝した1番人気トーホウアマポーラを相手にしなかった。母チリエージェはサクラバクシンオー産駒の快速馬。スプリンターの血が開花してきている。過去10年のアイビスSDで3歳牡馬は[0−0−2−5]で3着止まり。2キロ軽い3歳牝馬より成績は悪いが、スピードの絶対値が高いだけに侮れない。

アフォードは1000万、1600万条件を2連勝。前走の駿風Sは7番手からメンバー2位の32.0秒で差し切って54秒4で制した。直線1000mは[1−1−1−0]で一戦ごとにレースぶりが良くなっている。母プリティメイズも直線1000m[2−2−1−0]の巧者だった。昨年のように勝ちタイムが早くなったときにどこまで対応できるかがカギになりそう。村田騎手は直線1000mのスペシャリスト。陣営は2走前から村田騎手を確保している。

前走テレビユー福島賞を勝ったジュエルオブナイル、昨年のスプリンターズS2着馬バドトロワ、デビューから全て逃げているエーシンダックマン、クリスマスローズSでビウイッチアスに勝っているレオンビスティー、前走CBC賞4着のオウケンサクラなど伏兵は数多い。エーシンダックマンはデビューから全てハナを切っている。初の直線1000mでハナを切れるのか、ある意味興味深い。アイビスSDは枠順に左右されやすい。馬場状態と枠順も考慮したい。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
桶狭間S 馬連・3連単47,040円、ジュライS 馬単590円[厳選◎○]的中!

◆MR予想(万馬券MR)
ジュライS 馬連・3連単1,630円、桶狭間S 馬連1,460円的中!

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