クイーンS
レース展望
過去10年で1番人気は[1−4−0−5]で5連対。唯一勝ったのは昨年のアヴェンチュラ。GT馬なら[0−2−0−0]だが、今年のG1馬はエリンコートのみ。2番人気は[3−1−1−5]で4連対、3番人気は[1−1−3−5]で2連対。6番人気以下が7連対と多く、1、2番人気の相手に人気薄が来て中穴以上の決着になることが多い。最近4年の馬連は7倍、112倍、14倍、65倍で堅いか波乱の両極端。
逃げ馬は[4−0−0−6]で5番人気以内なら[3−0−0−0]で勝率100%。開幕週、小回りコースで前に行った馬が残りやすいが、今年は開催2週目に行われる点に注意したい。3歳馬は[3−2−2−19]で1、2番人気なら[2−1−0−1]で連対率75%。人気になる3歳馬は堅実。09年に11番人気で勝ったピエナビーナスは札幌と函館で実績がある洋芝巧者だった。今年も北海道で実績のある馬に注意。
オールザットジャズは福島牝馬Sで重賞初制覇。ヴィクトリアMで2番人気に支持されたが、いつもよりテンションが高く、出遅れて内が有利な馬場で終始外々を回ったことが響いて16着。全く力を出せなかった。芝1800mは[4−3−0−0]の巧者。福島牝馬Sでは好位から抜け出し小回りコースの適性を見せた。軽い馬場で結果を出してきたため、札幌の洋芝をこなせるかがカギ。立て直してどこまで仕上がってくるか。
アイムユアーズはファンタジーSとフィリーズレビューの勝ち馬。阪神JF2着、桜花賞3着、オークス4着とG1でも善戦している。オークスは距離が長いと思われたが、先行して最後までしぶとく粘り4着に入った。ベストは芝1400mだが、距離が短くなるのはプラス。器用な馬で小回りコースもこなせるタイプ。他の3歳馬より1キロ重いが52キロで出走できる。5戦連続で騎乗した外国人騎手から池添騎手に乗り替わる。
コスモネモシンは昨年のクイーンSで大外からメンバー最速の34.8秒で捲ってアヴェンチュラにクビ差の2着。直線で交わしたが、最後に差し返された。続く札幌記念では牡馬を相手に0.3秒差の4着に入っている。牝馬限定のG3では[1−4−2−4]で芝1800mなら[0−4−1−1]でかなり堅実。実力より人気にならないタイプで穴党のファンは多い。今年の重賞で2勝を挙げている柴田大騎手に乗り替わる。
フミノイマージンは重賞3勝の実力馬。前走のヴィクトリアMは出遅れて後方を進み、直線で前と外から蓋をされてほとんど追えず15着。太宰騎手を降ろして池添騎手を起用したが、完全に裏目に出た。牝馬限定重賞では[3−1−2−3]だが、G3なら[3−1−0−0]で連対率100%。56キロで愛知杯を勝ったが、今回は57キロを背負う。3歳時の道新スポーツ賞で騎乗して圧勝した藤田騎手が持ってくるか。
フラワーC勝ち馬ミッドサマーフェア、前走勝ってオープン入りしたレインボーダリア、前走マーメイドS4着のシースナイプ、昨年のオークス馬エリンコート、オークス5着馬サンキューアスク、芝1800m[4−3−1−4]のラブフールなど伏兵は数多い。レインボーダリアは札幌芝1800mは[2−1−1−0]の巧者。昨年のエリザベス女王杯では0.6秒差の5着に入り、今回のメンバーの中では最先着している。
ミッドサマーフェアはフローラSを圧勝してオークスで1番人気に支持されたが、外から伸び切れず13着。レースの数日後に前繋靱帯が判明した。芝1800mは[1−2−0−0]。一頓挫あっただけにどこまで復調してくるか。サンキューアスクは芝1800mでは[3−0−2−1]で堅実。前走函館で勝ったように洋芝もこなせる。今年は重賞実績のない馬に札幌実績のある馬が多い。実績馬の仕上がり次第で波乱に注意。
★先週の予想結果
◆競馬道場(競馬アナリストGM)
札幌日刊スポーツ杯 馬連2,340円、火打山特別 馬連1,340円など的中!
◆MR予想(万馬券MR)
中京記念は穴馬フラガラッハ、アイビスSDは穴馬パドトロワが優勝!
WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM
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