エルムS
レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−2−4]で4連対。単勝1倍台は[2−1−0−1]、2倍台は[1−0−1−1]、3倍以上は[0−0−1−2]。信頼度は単勝オッズに比例する。2番人気は[4−0−1−5]で4連対、3番人気は[1−1−2−6]で2連対。最近5年の馬連は9倍、21倍、142倍、17倍、28倍。新潟で行われた09年に万馬券が出たが、人気馬と人気薄で中穴決着になることが多い。

連対馬20頭のうち16頭が前走5着以内。前走10着以下から連対した4頭のうち3頭は休み明けでダート重賞実績があった。夏場に行われる重賞らしく前走好走馬が活躍。年齢別では3歳[1−1−1−6]、4歳[4−1−3−19]、5歳[4−5−2−25]、6歳[1−1−4−25]、7歳以上[0−2−0−24]で4、5歳馬の活躍が目立つ。7歳以上は未勝利だが、1番人気に支持された馬はいない。

エスポワールシチーはダートG1を6勝している7歳馬。今年はかしわ記念を圧勝し、帝王賞では2着に入った。ダ1700mは08年の小倉500万条件以来になるが、脚質的に小回りコースの適性は十分にある。休み明けで59キロを背負うが、休み明けは[5−1−0−1]、58キロでは1、2着、59キロでは1着なら問題ないか。09年5月以降、国内で佐藤哲騎手なら[8−4−2−0]で複勝率100%。

ローマンレジェンドはダート[6−1−0−0]で現在4連勝中。2走前の灘Sは初めて差すレースになったが、中団からメンバー最速の35.3秒で突き抜けて2馬身差で圧勝。前走のジュライSはトウショウフリークがハイペースで飛ばす展開で好位から早めに動いて6馬身差で圧勝。勝ちタイム1分49秒4はレコードだった。今回が重賞初挑戦になるが、エスポワールシチーより3キロ軽い56キロで出走できる。

サイレントメロディはマーチSで重賞初制覇。前走のしらかばSはメンバー最速の36.3秒で大外一気を決めた。[3−0−0−1]で脚抜きのいいダートを得意にしているが、良馬場の東海Sで3着、しらかばSを勝ったように最近は良馬場でも走っている。札幌ダ1700mは2戦2勝の得意コース。今年の重賞で横山典騎手は[1−2−1−28]で勝率3.2%。追い込みに徹して展開待ちか、ひと工夫してくるか。

前2年のエルムSで3着のエーシンモアオバー、前走マーキュリーC2着のグランドシチー、前走しらかばS2着のセイリオス、昨年のシリウスS勝ち馬ヤマニンキングリー、一昨年の勝ち馬クリールパッション、相手なりに走る堀厩舎の管理馬サイオンなど伏兵は数多い。エーシンモアオバーはダ1700m[7−2−2−4]、札幌では[4−2−2−1]の巧者。前2年は3着に終わったが、今年も逃げに徹するのだろう。

グランドシチーはオープン入り後3戦連続で2着と堅実。相沢厩舎はクリールパッションとの2頭出し。セイリオスは初のオープンとなった前走しらかばSでハナ差の2着。以前は左回り巧者だったが、今は右回りでも問題ない。エルムSにエスポワールシチーのようなG1馬が出走するのは稀。G1馬が力の違いを見せつけるのか、新たなスターが誕生するのか。G1馬が強気なレースをすると伏兵が突っ込んでもおかしくない。

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★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
札幌記念 馬連・3連単10,590円[高確信度]、新潟ジャンプS 3連複6,060円、新潟12R 馬連・3連単13,010円的中!

◆MR予想(万馬券MR)
札幌記念 馬連・3連単10,590円[高自信度]的中!穴馬フミノイマージン優勝!新潟12R 馬連・3連単13,010円的中!

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