キーンランドC
レース展望

サマースプリントシリーズ第4戦。過去6年で1番人気は[1−1−2−2]で2連対。牡馬は[0−0−1−2]、牝馬は[1−1−1−0]。牝馬の方が信頼度が高い。2番人気は[2−2−1−1]で4連対、3番人気は[0−0−1−5]で連対なし。毎年1、2番人気のどちらが必ず連対おり、最近4年は6番人気以下が連対中。馬連は10倍、19倍、718倍、69倍、30倍、17倍。人気馬と人気薄で中穴決着が多い。

連対馬12頭のうち10頭が8番枠より外枠、8頭が10番枠より外枠に入っていた。外枠に入った馬の活躍が目立つ。1、2枠に入った馬は[0−0−4−20]、3番人気以内でも[0−0−3−4]で不振。内枠に人気馬が入ったら高配当狙いのチャンスだが、レース当日の馬場状態に注意。連対馬12頭のうち9頭が芝1200mで3勝以上、残る3頭のうち2頭はスプリント重賞で連対があった。これらを満たす馬を重視したい。

パドトロワはアイビスSDで重賞初制覇。函館から新潟に輸送しても馬体は2キロしか減っていなかったが、3番手から抜け出して快勝。スピードの絶対値の高さを見せつけた。昨年のスプリンターズSで2着に粘った実力馬がようやく重賞を制した。昨年のキーンランドCは途中から先頭に立ってしぶとく粘り、カレンチャンにクビ+ハナ差の3着に入った。ここを勝てばサマースプリントシリーズ優勝に近づくだけに勝負モードか。

ドリームバレンチノは3連勝で重賞初制覇。函館スプリントSはスタートが悪かったが早めに外に出して進出し、断然人気のロードカナロアを内に押し込め、自分が先に抜け出しそのまま完封した。松山騎手が上手く乗っている。小倉2歳Sを制した母コスモヴァレンチは脚部不安で3戦で引退したが、ドリームバレンチノは脚元がしっかりしている。過去6年で前走函館スプリントS勝ち馬は[2−1−3−0]で複勝率100%。

ダッシャーゴーゴーはスプリント重賞3勝の実力馬。前走のCBC賞は休み明け、59キロを克服して0.2秒差の3着。馬場が渋って、より重ハンデが堪えたのではないか。大型馬でも久々を苦にしないタイプで叩き2戦目は[0−0−0−5]というのは気になるが、5戦のうち3戦はG1だったことを考慮したい。今回は56キロで出走できる。短距離王国の安田隆厩舎の管理馬。5戦連続で騎乗する横山典騎手が持ってくるか。

前走CBC賞2着のスプリングサンダー、昨年の函館スプリントS2着馬テイエムオオタカ、バーデンバーデンC勝ち馬ビウイッチアス、前走UHB賞を勝ったシュプリームギフト、同2着のレオンビスティーなど伏兵は数多い。スプリングサンダーは前走CBC賞で後方3番手からメンバー最速の33.8秒で大外から追い込んできた。ベストは芝1400mだが、芝1200mで切れる脚を使えたことでレースの幅を広げている。

テイエムオオタカは芝1200m[2−4−1−2]で5着以内を確保。福島民友C、バーデンバーデンCは2着に負けたが、前走の札幌日刊スポーツ杯は1分7秒9で快勝。藤田騎手は手応えを掴んだか。今年の重賞で藤田騎手は[0−0−4−18]で連対なし。男・藤田の重賞制覇を待っている競馬ファンは多い。スプリンターズSに向けてどの馬が抜け出してくるか注目のレース。馬場、展開のマッチングがポイントになる。

無料版レース展望ではレースを考える上での基本事項を掲載しています。有料版レース展望ではもっと掘り下げた説明、相馬眼的に評価できる馬、穴をあける可能性がある馬などを追記しています。調教診断、有力馬診断、相馬眼予想は有料版で公開しています。最終調教を見て調教診断を行い、馬場傾向、枠順などを考慮した上で有力馬診断を行い、レース当日の予想で全てを総合的に判断して狙い馬、穴馬、買い目を決定しています。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
札幌記念 馬連・3連単10,590円[高確信度]、新潟ジャンプS 3連複6,060円、新潟12R 馬連・3連単13,010円的中!

◆MR予想(万馬券MR)
札幌記念 馬連・3連単10,590円[高自信度]的中!穴馬フミノイマージン優勝!新潟12R 馬連・3連単13,010円的中!

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

[Home]