新潟記念
レース展望
サマー２０００シリーズの最終戦。過去１０年で１番人気は［０−２−０−８］で２連対。最近７年連対なく不振。前走重賞３着以内は［０−０−０−８］で不振が続いている。２番人気は［２−１−０−７］で３連対、３番人気は［３−１−０−６］で４連対。最近５年は６番人気以下が必ず連対しており、馬連は３９倍、６６倍、１４７倍、４５倍、１１７倍、１０８倍で全て中穴以上。ハンデ戦でかなり波乱傾向が強い。
トップハンデは［１−０−２−９］で１連対。昨年５７．５キロのナリタクリスタルが制した。トップハンデに限らず５７キロ以上は［２−０−３−２０］で２連対。今年は重賞勝ち馬が多く５７キロ以上を背負う馬が７頭と多い点に注意。年齢別では３歳［０−０−０−３］、４歳［４−２−１−１６］、５歳［４−６−５−３６］、６歳［１−０−４−３５］、７歳以上［１−２−０−３６］で４、５歳馬の活躍が目立つ。
サマー２０００シリースはフミノイマージンが１２点でトップも新潟記念には出走しない。新潟記念出走馬では、アスカクリチャンとエクスペディションが１１点、トランスワープが１０点、トーセンラーが１０点、ナリタクリスタルが４点、ケイアイドウソジンとトウカイパラダイスが３点。優勝するには１３点以上かつ１勝以上が条件のため、トーセンラーなど勝っていない馬は、新潟記念を勝つことが条件になる。
エクスペディションは前走小倉記念で重賞初制覇。中団から徐々に進出して４コーナーで前を射程圏に入れ、メンバー最速タイの３４．５秒で抜け出し２馬身半差で圧勝した。後半５Ｆ５８．３秒で全て１１秒台のラップ。エクスペディションは持ち味をフルに発揮できた。初の左回りが課題になるが、７〜９月は［５−１−０−１］の夏馬。石坂厩舎はサマー２０００シリーズ連覇が懸かる。社台はサマーシリーズ完全制覇か。
トーセンラーは鳴尾記念３着、七夕賞２着、小倉記念２着とＧ３で善戦を続けている。前走の小倉記念は後方からメンバー３位の３４．８秒で伸びて０．４秒差の２着。勝ったエクスペディションとは斤量２キロ差があったが、今回は同斤の５７キロになる。Ｇ３では［１−２−１−１］で堅実に走っているが、唯一惨敗したのが今回と同コースの新潟大賞典。左回りは［０−０−０−３］で不振だが、条件が揃えば侮れない。
ナリタクリスタルは新潟記念を２連勝中。一昨年は５５キロで３番手から叩き合いを制し、昨年は５７．５キロで２番手から抜け出した。近走不振が続いていたが、前走の小倉記念ではトップハンデ５８キロを背負い、最後方からメンバー最速タイの３４．５秒で追い込んで０．５秒差の３着に入った。今回もトップハンデ５８キロを背負う。今春の新潟大賞典では５８キロを背負って７着に終わった。武豊騎手が持ってくるか。
昨年の３着馬セイクリッドバレー、函館記念勝ち馬トランスワープ、七夕賞勝ち馬アスカクリチャン、函館記念４着のトウカイパラダイス、関屋記念４着のマイネイサベル、前走ＮＳＴ賞を勝ったスマートシルエット、前走天の川Ｓ３着のステラロッサなど伏兵は数多い。ステラロッサは前走天の川Ｓで３着に負けたが、上がり３Ｆはメンバー最速の３２．３秒。格上挑戦になるため、２キロ減の５５キロ。上がり勝負になれば。
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