神戸新聞杯
レース展望
菊花賞トライアル。07年に外回りの2400mに変更された。過去10年で1番人気は[5−3−0−2]で8連対。前走ダービー連対馬は[5−2−0−0]で連対率100%だが、前走ダービー3着以下は[0−0−0−2]で不振。2番人気は[1−2−4−3]で3連対、3番人気は[3−3−1−3]で6連対。連対馬20頭のうち19頭が5番人気以内。上位人気馬が堅実で馬連は8回が10倍以下に収まっている。
距離変更後5年の連対馬10頭のうち8頭が前走ダービーで5着以内を確保していた。ダービーで3着以内に入った馬が活躍して堅く収まるレースだが、今年はダービーで4着以内に入った馬の出走がない。過去10年でダービー連対馬が出走しない年はなかった。今年はダービーから5着ゴールドシップ、9着ベールドインパクト、18着ヒストリカルの3頭が出走する。今年は他の路線から来た馬の大化けに注意したい。
ゴールドシップは皐月賞を最後方から内をショートカットして2馬身半差で快勝。荒れ馬場をこなすパワー&底力でディープ産駒の人気馬を捻じ伏せた。ダービーは大外からメンバー最速タイの33.8秒で伸びて0.2秒差の5着。好枠を生かせず大外を回るロスが大き過ぎたが、東京に輸送して2キロ増で少し重かったか。休み明けのため、菊花賞に向けてどこまで仕上げてくるかがカギ。大味な競馬をクリアしておきたい。
マウントシャスタは毎日杯でヒストリカルに差されて0.1秒差の2着。白百合Sでは5番手からメンバー最速の33.1秒で差し切って2馬身差で快勝。前走の宝塚記念は4番手から直線で早めに先頭に立って見せ場を作り、0.8秒差の5着。エイシンフラッシュ、アーネストリーに先着した。池江寿厩舎のディープインパクト産駒。秋に向けて飛躍できるのか、馬体の造りに注目したい。母クロウキャニオンは短距離馬。
ヒストリカルはきさらぎ賞でメンバー最速の32.8秒で追い込んでワールドエースに0.2秒差の2着。毎日杯は先に抜け出したマウントシャスタをメンバー最速の35.4秒で差し切った。前走のダービーは後方のまま全く見せ場なくシンガリの18着。不可解な負け方だったが、馬体が減り続けた影響もあるのだろう。カンパニーの半弟。阪神外回りは合うため、復調していれば侮れない。鞍上はテン乗りの浜中騎手。
京都新聞杯2着馬ベールドインパクト、レパードS2着馬ナムラビクター、前走弥彦特別を勝ったミルドリーム、前走玄海特別2着のカポーティスター、前走北海ハンデを勝ったユウキソルジャー、前走ラジオNIKKEI賞4着のメイショウカドマツ、未勝利、500万条件を連勝したブレイズアトレイル、バラ一族でローズキングダムの半弟ローゼンケーニッヒなど伏兵は数多い。菊花賞に向けて距離延長で頭角を現す馬がいる。
過去10年の菊花賞で神戸新聞杯勝ち馬は[2−2−0−3]、2着馬は[1−1−0−6]、3着馬は[3−0−3−4]。過去10年で神戸新聞杯と菊花賞を連勝したのは、3冠馬ディープインパクトとオルフェーヴルのみ。菊花賞を勝つステイヤーは距離が短いトライアルで3着前後に負けることが多い。菊花賞馬ソングオブウインド、オウケンブルースリ、ビッグウィークは前哨戦の神戸新聞杯で3着に負けていた。
★先週の予想結果
◆競馬道場(競馬アナリストGM)
WIN5 58,750円、ローズS 馬単・3連単800円、セントライト記念 ワイド470円的中!
◆MR予想(万馬券MR)
松戸特別 3連単8,120円、エニフS 3連単7,710円、新涼特別 3連単5,990円的中!
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