シリウスＳ
レース展望
０７年に距離が２０００ｍに変更された。過去５年で１番人気は［２−１−０−２］で３連対。５８．５キロのワンダースピードが５着、３歳馬タガノロックオンが４着に終わった。２番人気は［０−０−１−４］で連対なく、３番人気は［１−０−０−４］で１連対のみ。６番人気以下が３連対。馬連は８倍、２０倍、６５倍、１４倍、４９倍。人気馬と人気薄で中穴決着になることが多い。
連対馬の脚質別連対数は逃げ０先行３、差し４追込３。コース的には前に行ける馬が有利だが、シリウスＳでは差し馬が活躍。上がり３Ｆ別の成績は、１位［３−１−０−２］、２位［１−３−１−１］に対し、３位以下［１−１−４−５１］。連対馬１０頭のうち８頭が上がり３Ｆメンバー１、２位。上がり勝負で決め手で問われる傾向。速い上がりを繰り出せる馬を重視したい。
グレープブランデーはＪＤＤを勝った実力馬。復帰後は惨敗が続いたが、前走阿蘇Ｓで３番手からメンバー２位の３５．８秒で抜け出す上々の内容で快勝。休養後に増え続けていた馬体が１２キロ絞れていた。Ｇ１勝ちと前走ＯＰ勝ちの実績が評価されてトップハンデ５８キロ。楽な条件ではないが、ここを勝ってＧ１路線に戻れるか。スプリンターズＳでも主役を出走させる安田隆厩舎の管理馬。
ヤマニンキングリーは昨年のシリウスＳ勝ち馬。初ダートだったが、２番手からメンバー２位の３６．５秒で抜け出して２馬身半差で制した。それ以降はダート重賞で７、６、９、７着に終わったが、４戦のうち３戦はＧ１だった。昨年のＪＣダートは７着でも勝ったトランセンドに０．５秒差だった。昨年よりハンデは１キロ増えるが、５７キロは守備範囲。今回はテン乗りの武幸騎手に乗り替わる。
ダート重賞［０−４−２−２］のメイショウタメトモ、前走阿蘇Ｓ３着のインバルコ、昨年のシリウスＳ３着以来となるフサイチセブン、名古屋大賞典で３着があるエーシンジーライン、昨年１番人気に支持されたタガノロックオン、前走勝ってオープン入りしたメイショウエバモア、グラッツィア、ナイスミーチューなど伏兵は数多い。歴戦の古馬、オープン入りした上がり馬など多彩なメンバーが揃った。
メイショウタメトモは２走前のマーチＳでシンガリ人気で２着に激走した。ダ２０００〜２１００ｍでは［０−３−２−０］（全て重賞）で堅実に走っている。昨年ヤマニンキングリーで勝った武豊騎手が持ってくるか。メダリアビートは京都ダ１９００ｍの桃山Ｓでソリタリーキングに２馬身差をつけて勝っている。近走不振でハンデは５５キロ。それほど強気になれる材料はないが、少し注意したい。
★先週の予想結果
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