菊花賞
レース展望

クラシック最終戦。過去10年で1番人気は[3−1−2−4]で4連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]でディープインパクトとオルフェーヴルが3冠達成。単勝2倍台は[0−1−1−3]、3倍台は[1−0−1−1]。前走神戸新聞杯勝ち馬は[2−1−0−0]で連対率100%。2番人気は[0−2−0−8]で3連対、3番人気は[0−0−4−6]で連対なし。6〜9番人気が7連対、10番人気以下が3連対と多い。

馬連は50倍以上が3回、万馬券が3回とかなり荒れている。天皇賞(春)と同様に近年の長距離G1はかなり波乱傾向が強い。過去10年で神戸新聞杯と菊花賞を連勝したのは3冠馬2頭のみ。前走神戸新聞杯で2〜6着に負けた6頭が菊花賞を制している。ステイヤーは距離の短いトライアルで3着前後に負けることが多い。前走1000万条件を勝った馬は[2−0−1−26]でデルタブルースとスリーロールスが制している。

今年はダービー馬ディープブリランテが脚部不安で回避、ダービー2着馬でセントライト記念を制したフェノーメノが天皇賞(秋)に向かい、ダービー3着馬トーセンホマレボシが屈腱炎で引退、同4着馬ワールドエースが屈腱炎で休養中。有力馬の回避が相次ぎ、皐月賞、ダービーで掲示板に入った馬はゴールドシップ、コスモオオゾラ(骨折明け)の2頭しかいない。メンバーレベルが下がったことで2、3着争いが激しくなりそうだ。

ゴールドシップは皐月賞を最後方から内をショートカットしてメンバー最速の34.6秒でまとめ2馬身半差で圧勝。ダービーは大外からメンバー最速タイの33.8秒で伸びて0.2秒差の5着。好枠を生かせず大外を回るロスが大き過ぎた。東京に輸送して2キロ増。少し重かったか。神戸新聞杯は後方からメンバー最速の34.5秒で差し切って2馬身半差で圧勝。最終調教の動きは地味だったが、実戦では全く違う走りを見せた。

仕上げ途上でいきなり激走した反動は気になるが、神戸新聞杯組とは勝負づけが済んだのではないか。さらに今回はダービー1〜4着馬が不在でダービー時よりメンバーが楽になる。昨年の3冠馬オルフェーヴルと同じ血統構成で母の父メジロマックイーン。一昨年の菊花賞でローズキングダムがビッグウィークに負けたように菊花賞は何が起こるか分からないが、普通に走れば勝ち負けするのではないか。勝ってジャパンCに向かいたい。

ロードアクレイムは神戸新聞杯で後方からメンバー3位の34.7秒で伸びて0.4秒差の2着に入った。母はオークス馬レディパステル。ようやく血が開花してきたか。ゴールドシップとは力差があるため、福永騎手はひと工夫必要。マウントシャスタは前走神戸新聞杯で中団から伸びて3着。道中掛かり気味、直線で狭い内を突いて捌くのに苦労していた。2400mをこなしたが、今回はさらに距離が延びる。先行策で勝負にくるか。

スカイディグニティはセントライト記念で中団からメンバー2位タイの34.2秒で伸びて0.2秒差の2着。ロスなく回って脚をタメて直線で切れる脚を使った。馬場が緩んだことがプラスに働いている。陣営はメンディザバル騎手を確保。ダノンジェラートは前走セントライト記念で中団から伸びて0.5秒差の3着。格上挑戦、外枠を克服して出走権を確保。勝てば最少キャリアでの菊花賞制覇となる。ディープインパクト産駒。

青葉賞2着&セントライト記念4着馬エタンダール、3連勝中の上がり馬フェデラルホール&タガノビッグバン、セントライト記念5着馬ラニカイツヨシ、神戸新聞杯4着馬ユウキソルジャー、京都新聞杯2着馬ベールドインパクト、皐月賞4着&ダービー6着のコスモオオゾラ、JDD2着馬トリップなど伏兵は数多い。エタンダールはダービー&セントライト記念とも0.6秒差。松岡騎手は距離延長はプラスとコメントしている。

フェデラルホールは戦ってきたメンバーは強くはないが、東の秘密兵器的な存在。09年の菊花賞でフォゲッタブルを2着に持ってきた吉田隼騎手が持ってくるか。タガノビッグバンは追加登録料200万円を払っての出走。母の父はリアルシャダイ。フミノイマージンの太宰騎手&本田調教師のコンビ。ラニカイツヨシは叩き上げで強くなった馬。セントライト記念は馬体10キロ増で後方に控えて試し乗り。混戦に強いタイプ。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
秋華賞 馬単・3連単3,660円[◎○▲]的中!穴馬アロマティコ激走!

◆MR予想(万馬券MR)
秋華賞 3連単3,660円、東京ハイジャンプ 3連複4,140円的中!

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