AR共和国杯
レース展望

G1の谷間に行われる長距離ハンデ重賞。過去10年で1番人気は[2−3−1−4]で5連対。G1、G2で連対がある馬は[0−1−1−2]、連対がない馬は[2−2−0−2]。G1、G2実績があり堅そうな馬ほど危険。2番人気は[2−3−2−3]で5連対、3番人気は[4−0−1−5]で4連対。最近7年のうち4年の馬連は10倍台に収まったが、3年は10番人気以下が連対して荒れた。極端な人気薄に注意。

トップハンデは[2−2−1−8]で4連対。1、2番人気なら[1−2−1−1]で堅実だが、3番人気以下は[1−0−0−7]で1連対のみ。人気にならない馬は危険。前走1000万条件は[2−1−2−5]で3連対、1600万条件は[2−2−2−23]で4連対。前走条件戦出走馬はハンデが2キロ以上軽くなる。4番人気以内は[4−2−0−6]、5番人気以下は[0−1−4−23]。前走条件戦出走馬に注意。

オウケンブルースリは京都大賞典に4年連続で出走し1、2、3、2着。今年は近走不振で7番人気だったが、中団から早めに動いてクビ差の2着に入った。最終調教は併せ馬で遅れてかなり地味に映ったが、パドックでは仕上がりの良さが窺えた。栗東ではダマシ調教が横行しているので注意したい。昨年のAR共和国杯は58.5キロを背負って0.2秒差の2着。今年は58キロで出走できる。関東で不振の浜中騎手がカギ。

ギュスターヴクライは阪神大賞典で重賞初制覇。天皇賞(春)は中団から伸び切れず5着。勝負どころでスムーズさを欠き、蹄鉄がズレたことが堪えた模様。前走の京都大賞典は4コーナーで先頭に立ったが、最後に一杯になって0.1秒差の3着。休み明けで見せ場を作ったが、本来は叩き良化タイプ。芝2400〜2500mは[3−1−3−1]。G2勝ち馬のためハンデは重く58キロ。最近活躍が目立つハーツクライ産駒。

ルルーシュは札幌日経オープンをレコードで圧勝。前走のオールカマーは1番人気に支持されたが、内ラチ沿いの好位から伸び切れず0.4秒差の4着。勝負どころで外から前に入られて仕掛けが遅れ、前に馬がいてトップギアに入らなかった。渋った馬場も堪えたか。東京芝は[3−1−0−0]で札幌日経オープン勝ちから距離は守備範囲。先週のスワンSでレオアクティブの負け方を見るとここも横山典騎手のやる気次第か。

前走オクトーバーSを圧勝したムスカテール、目黒記念2着馬トウカイパラダイス、前走オールカマー3着のユニバーサルバンク、天皇賞(春)勝ち馬ビートブラック、マイネルキッツ、前走京都大賞典5着のフォゲッタブル、前走大原Sを勝ってオープン入りしたオーシャンブルーなど伏兵は数多い。ムスカテールはオクトーバーSをメンバー最速の32.9秒で差し切り2馬身半差で圧勝。55キロで内田博騎手なら侮れない。

トウカイパラダイスは前2走4、9着に終わったが、勝ち馬とは0.3秒、0.5秒差でそれほど負けてない。ハンデ56キロを背負うが、条件が揃ったら注意。ユニバーサルバンクは目黒記念で0.4秒差の5着がある。ズブい馬で外国人騎手が合うタイプ。今回はメンディザバル騎手が騎乗する。オーシャンブルーは2戦目以降、上がり3Fは全てメンバー1、2位。三浦騎手&池江厩舎は2年前にトーセンジョーダンで制している。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
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