金鯱賞
レース展望
今年から12月に移動した。昨年までの中日新聞杯と同じ位置づけだが、格はG2が保たれた。過去10年で1番人気は[6−3−0−1]で9連対。かなり堅実だが、昨年までは宝塚記念を狙う馬が出走していたことを考慮したい。2番人気は[2−1−3−4]で3連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。最近5年の馬連は6倍、68倍、26倍、20倍、6倍。人気馬が勝ち、2着に人気薄が来て中穴決着になることが多い。
単勝別でみると単勝1〜2倍台は[5−2−0−0]で連対率100%。勝ち馬は全て4番人気以内で単勝は6.0倍が最高。2着は単勝20〜40倍が4頭と多い。単勝50倍以上は[0−0−1−51]で3着が1回あるのみ。人気馬から軸を選んで単勝20〜40倍に手広く流す馬券作戦が妙味。6番人気以下で連対した5頭のうち4頭に芝2000m重賞で連対があった。穴で人気の盲点になった芝2000m重賞実績馬に注意。
ダノンバラードは芝2000m[3−0−5−2]で4着以内を確保。昨年の皐月賞で3着に入ったが、2着サダムパテックはマイルCSでG1制覇を飾っている。前走のアンドロメダSは中団からメンバー最速タイの34.7秒で伸びてハナ差で辛勝。直線で内に寄れてメイショウウズシオを交わすのに苦労した。芝2000m重賞では[1−0−3−2]で詰めが甘く3、4着が多い。池江厩舎の管理馬。鞍上はテン乗りの北村友騎手。
サトノギャラントは1000万、1600万条件を連勝してオープン入り。六社特別は最後方からメンバー最速の33.3秒で大外一気を決めた。ノベンバーSは直線でスペースがなく追い出しを待たされたが、最後にメンバー最速の33.4秒でスパッと抜け出した。重賞ではスプリングS4着、皐月賞6着がある。開幕週の馬場でも横山典騎手がポツンと最後方を追走するイメージがなくもない。スティンガーの息子が中京で躍動するか。
アドマイヤラクティは条件戦で揉まれて力をつけてきた。2走前の古都Sではトップハンデ58キロを背負ってメンバー最速の34.2秒で豪快な大外一気を決めた。前走のアンドロメダSは最後方からメンバー最速の34.7秒で追い込んで0.4秒差の3着。出遅れて後方を進んだが、ズブさを出して上がって行けず、直線だけの競馬になった。初の左回りでズブさを出さずに切れる脚を使えるかがカギ。鞍上はMデムーロ騎手。
昨年の宝塚記念勝ち馬アーネストリー、2連勝でオープン入りしたエアソミュール、中京芝2戦2勝のトウカイパラダイス、七夕賞勝ち馬アスカクリチャン、弥生賞勝ち馬コスモオオゾラ、前走AR共和国杯5着のオーシャンブルーなど伏兵は数多い。アーネストリーは昨年のオールカマーを勝って不振に陥り、今年は6、5、7、11着で馬券圏内がない。芝2000mで57キロ以下なら[6−1−0−2]。このあたりに期待か。
エアソミュールは前走折り合いを欠いて自滅するパターンを克服。角居厩舎の管理馬で母はエアシャカールの全妹。マイルCSで復活した武豊騎手が4戦連続で騎乗する。オーシャンブルーは前走AR共和国杯で最後方から大外をブン回してメンバー最速タイの34.2秒で伸びて5着。最後方から大外ブン回しでは届かなくて当たり前。今回は三浦騎手からルメール騎手に乗り替わる。オルフェーヴルと同じ池江厩舎のステイゴールド産駒。
★先週の予想結果
◆競馬道場(競馬アナリストGM)
ジャパンC 単勝660円 馬単1,580円 3連単5,550円的中![高確信度◎○▲完全的中]
◆MR予想(万馬券MR)
ジャパンC 馬連・3連単5,550円、プロミネントJT 馬連4,040円的中!
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