阪神JF
レース展望

2歳女王決定戦。外回り変更後に勝ったウオッカ、トールポピー、ブエナビスタ、アパパネはクラシックを制している。過去10年で1番人気は[3−1−2−4]で4連対。外回り変更後は[2−1−1−2]。単勝1倍台に支持された馬は堅実。2番人気は[1−0−3−6]で1連対、3番人気は[1−2−0−7]で3連対。外回り変更後の連対馬12頭のうち10頭が5番人気以内。外回りで紛れが少なく上位人気馬が堅実。

外回り変更後の馬連は9倍、54倍、10倍、20倍、12倍、48倍で中穴までに収まっている。外回り変更後の連対馬12頭は前走の上がり3Fがメンバー1、2位で3着以内を確保していた。直線の長い外回りコースで上がりの速さが問われる。今年はアユサン、コウエイピース、コレクターアイテム、サンブルエミューズ、メイショウマンボ、レッドセシリア、レッドマニッシュ、ローブティサージュの8頭がこれに該当する。

コレクターアイテムは前走アルテミスSで1番人気に支持され1分33秒8のレコードで優勝。中団の内から馬群を割ってメンバー2位の33.9秒で抜け出し、アユサンの追撃を振り切った。牡馬相手のデイリー杯2歳Sで4着に入ったのはダテではなかった。デイリー杯2歳Sで太かった馬体は攻め強化と輸送で絞れて仕上げが進んでいた。阪神芝1600mは新馬勝ちしたコース。勝てば社台系のG1レーシングはG1初制覇となる。

サウンドリアーナは前走ファンタジーSで2番人気に支持され1分20秒8の好タイムで3馬身差で圧勝。外枠から2番手につけ、直線で後続を一気に引き離した。道中折り合いを欠きそうになったが、逃げたモーニングコールが飛ばしたことで折り合えたのが勝因。距離短縮がプラスに働いている。デイリー杯2歳Sでは大外枠で掛かって自滅したため、今回もMデムーロ騎手が折り合いをつけられるかがポイント。枠順に注意。

アユサンはキャリア1戦で臨んだアルテミスSで大外からメンバー最速の33.5秒で追い込んで半馬身差の2着に入った。スタートで挟まれて位置取りが悪くなったことが堪えている。勝ったコレクターアイテムは1枠1番から内ラチ沿いを通っていた。まだ馬体は幼さが残るが、ディープ産駒で能力はある。手塚厩舎は昨年アイムユアーズ、アルフレードが活躍したように2歳重賞に強い。陣営は丸山騎手をそのまま乗せてきた。

ローブティサージュはキャリア1戦で臨んだファンタジーSでメンバー2位の34.2秒で伸びて0.5秒差の2着に入った。道中頭を上げて折り合いを欠くシーンがあったが、最後に切れる脚を使って2着を確保。サウンドリアーナに3馬身差をつけられたが、休み明け、キャリア1戦、距離2F短縮などの課題をクリアしている。新馬戦のレースぶりから距離延長はプラスに働きそう。調教後の馬体重8キロ減をどう考えるべきか。

芙蓉S勝ち馬サンブルエミューズ、ファンタジーS4着馬プリンセスジャック、アルテミスS4着馬エイシンラトゥナ、白菊賞勝ち馬ディアマイベイビー、りんどう賞勝ち馬クロフネサプライズ、黄菊賞3着馬カラフルブラッサム、前走未勝利戦を楽勝したレッドマニッシュなど伏兵は数多い。過去10年で前走新馬は4連対、未勝利は1連対、500万条件は6連対。前走が重賞でない馬にもチャンスはある。穴はこのタイプか。

サンブルエミューズは未勝利戦を逃げて圧勝し、芙蓉Sを出遅れて最後方からメンバー最速の33.9秒で差し切った。母の母は桜花賞馬キョウエイマーチ。小柄な馬が不振なデータを覆せるか。プリンセスジャックはファンタジーSで1番人気に支持されたが出遅れて後方からメンバー3位の34.3秒で追い込んで4着。福永騎手は米遠征後、重賞では[0−2−1−16]、5番人気以内[0−1−0−8]で不振が続いている。

エイシンラトゥナは前走アルテミスで0.7秒差の4着。休み明けで馬体が12キロ増えていた。速い上がりに対応できるかがカギ。ディアマイベイビーは芝1600mで2戦2勝。阪神芝1600mの未勝利戦を好タイムで逃げ切っている。過去10年で[3−1−1−3]の松田博厩舎の管理馬。レッドマニッシュは新潟芝1600mの未勝利戦をメンバー最速の33.4秒で差し切り勝ち。母は阪神3歳牝馬S勝ち馬スティンガー。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
ステイヤーズS 馬連11,470円 3連複23,300円、堺S 3連単14.150円、市川S 3連複10,310円的中!

◆MR予想(万馬券MR)
ターコイズS 馬連24,010円 3連単371,130円的中!大穴馬オメガハートランドが最低人気で激走!

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