アーリントンＣ
レース展望
３歳マイル重賞。０７年に外回りコースに変更された。過去１０年で１番人気は［２−２−０−６］で４連対。０６年以降は［０−２−０−５］で未勝利。単勝１倍台の牡馬は［１−１−０−０］で堅実。２番人気は［２−０−１−７］で２連対、３番人気は［１−２−３−４］で３連対のみ。最近５年のうち３年で９番人気以下が連対し、馬連は２１６倍、１７６倍、１２倍、４１４倍、１３倍で万馬券が３回と荒れている。開幕週で前に行った馬が止まりにくく、逃げ先行馬が波乱を演出している。差し追い込みタイプの人気馬は過信禁物。
カオスモスは前走シンザン記念で２番手から伸び切れず４着。内にグリーンベルトがある馬場で７枠１４番から終始外を回ったことが堪えた。２走前の千両賞では１枠１番から好位につけて直線で抜け出してコパノリチャードに０．２秒差をつけて１分３３秒４の好タイムで勝っている。ガツンと切れる脚はないが、好位につけてしぶとい脚を使えるタイプ。マイネルラヴ産駒で芝１６００ｍは微妙に長い感がなきにしもあらずだが、脚質的に開幕週の馬場は合っている。阪神芝１６００ｍは千両賞を勝ったコース。今回も内田博騎手が騎乗する。
コパノリチャードは２走前の千両賞で逃げて直線でカオスモスに差されて０．２秒差の２着。前半５Ｆ５７．８秒の速い流れで差し馬向きの展開だった。福永騎手からビュイック騎手に乗り替わった白梅賞では前半５Ｆ５９．２秒で逃げて１分３３秒９の好タイムで５馬身差で圧勝。２着プリムラブルガリスは次走５００万条件を楽勝している。半姉コマノオーシャンズとは反対の脚質でスピードがあり速い流れでも簡単にバテないタイプ。展開にもよるが、開幕週の馬場を味方につけられそうだ。ビュイック騎手が阪神初めてなのがどう出るか。
前走シンザン記念５着のレッドアリオン、デイリー杯２歳Ｓ勝ち馬テイエムイナズマ、京王杯２歳Ｓ２着馬ラブリーデイなどが伏兵か。上位５頭前後は実力が拮抗している。馬場のマッチングと騎手の乗り方で着順が大きく変わりそうだ。レッドアリオンは前走シンザン記念で５着に終わったが、出遅れて直線でスムーズさを欠いたことが堪えている。２走前の阪神芝１６００ｍの未勝利戦では逃げてヘミングウェイ（シンザン記念２着）に勝っている。リディル、クラレントの弟で素質があるが、今回も福永騎手の乗り方がカギになりそうだ。
テイエムイナズマは出遅れ、折り合いをまだクリアしていないが、デイリー杯２歳Ｓを勝ったように力はある。阪神芝１６００ｍの未勝利戦ではメンバー最速タイの３３．７秒で上がってヘミングウェイを完封している。今回はテン乗りの秋山騎手に乗り替わる。ラブリーデイは前走朝日杯ＦＳで中団から伸び切れず０．６秒差の７着。ルメール騎手が騎乗したが、ごちゃつきやすい中山のスピード競馬は向かないタイプなのだろう。野路菊Ｓを２番手から押し切って勝ったように阪神外回りの方が合っている。陣営は岩田騎手を確保している。
★先週の予想結果
◆競馬道場（競馬アナリストＧＭ）
洛陽S 馬連2,710円 3連単26,070円[◎注○]、河原町 馬連1,600円[◎○]的中！
◆ＭＲ予想（万馬券ＭＲ）
ＷＡＫＵＷＡＫＵ競馬道場
競馬アナリストＧＭ
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