高松宮記念
レース展望
春のスプリント王決定戦。過去10年の1番人気は[2−2−3−3]で4連対。単勝1倍台は[0−0−1−1]、2倍台は[0−0−2−1]、3倍以上は[2−2−0−1]。単勝オッズが低く堅そうな馬ほど危険な傾向があるが、単勝1倍台で7、3着に終わったショウナンカンプ、プレシャスカフェとロードカナロアを同じと見るのはどうか。2番人気は[2−2−1−5]、3番人気は[3−1−2−4]で各4連対。連対馬20頭のうち17頭が5番人気以内。良馬場では6番人気以内で決着しており、馬連は中穴までに収まっている。
年齢別では5歳馬が[6−5−3−22]で3番人気以内なら[5−2−1−3]で連対率63.6%。7歳以上は[2−0−3−38]で3番人気以内なら[2−0−1−1]。高齢馬は人気馬なら狙える。最近4年の連対馬8頭のうち7頭にスプリンターズSで3着以内があった。今年の該当馬はロードカナロア(12年1着)、ドリームバレンチノ(12年3着)、ダッシャーゴーゴー(10年2位降着4着)、サンカルロ(10年4位繰り上がり3着)。中京新コースは適性の差が出やすい。今年もコース&馬場のマッチングを重視したい。
ロードカナロアは昨年スプリンターズSを1分6秒7のレコードで制し、日本のスプリンターが勝てなかった香港スプリントも制した。相馬眼的にスプリント界の頂点に立てる馬と言い続けてきた馬。デビューから23連勝中のブラックキャビアとの対決はないのだろうか。デビュー以来芝1200mでは[8−2−1−0]で昨年の高松宮記念を除き連対を確保。昨年の高松宮記念は単勝2.4倍の1番人気。福永騎手は「力負け」とコメントしている。敢えて敗因は書かないが、福永騎手がコースのポイントを理解できていなかったのは明らか。
昨年の高松宮記念で1枠1番に入ったのは大人の事情か。昨年スプリンターズSでは大外16番枠に入った。G1では極端な枠に配置されている。これが意味するものは何か。前走阪急杯は好位から抜け出して快勝。休み明け、58キロ、芝1400mを克服し力の違いを示した。左回りは昨年の高松宮記念以来2戦目。経験の少ない左回りで不利な枠順に入る可能性はないか。岩田騎手では[3−1−0−0]で現在3連勝中。岩田騎手はG1で単勝1倍台では[1−1−0−0]。勝った秋華賞のジェンティルドンナはハナ差の接戦だった。
ドリームバレンチノは芝1200mで松山騎手なら[7−2−2−2]で4着以内を確保。昨年のスプリンターズSでは中団の内から最後に鋭く伸びて0.2秒差の3着。スタートで挟まれて位置取りが悪くなり、直線でも狭いところを捌いてきた。それで0.2秒差なら上々といえる。前走シルクロードSは好位の内から捌いて先に抜け出したダッシャーゴーゴーをハナ差交わして優勝。休み明けで馬体が10キロ増えていたため、今回は上積みが見込める。昨年の函館スプリントSではロードカナロアに勝っている。スムーズさで上回れれば。
サンカルロはスプリントG1では[0−2−1−3]で高松宮記念で2年連続で2着に入った。昨年の高松宮記念は中団からメンバー2位の34.7秒で鋭く伸びてクビ差の2着。3着ロードカナロアに半馬身先着した。1、3、4、5着に道中4番手以内につけた馬が残る展開&馬場で唯一差してきたように中京芝1200mは合うのではないか。前走阪急杯は中団からメンバー3位タイの34.2秒で伸びて4着。輸送して馬体が10キロ増えていた。昨年の阪急杯は馬体10キロ増で3着。今回の調教後の馬体重は前走より8キロ絞れている。
オーシャンS勝ち馬サクラゴスペル、同2着馬ダッシャーゴーゴー、同3着ツルマルレオン、前走阪急杯2着のマジンプロスパー、昨年のセントウルS勝ち馬エピセアロームなど2番手以下は混戦模様。サクラゴスペルは前走オーシャンSを3番手から抜け出してダッシャーゴーゴーの追撃を完封。前半3F33.1秒のハイペースで先行して抜け出したように力をつけている。過去3年の高松宮記念は1着オーシャンS組、2着阪急杯組で決着。前残りになりそうなら要注意。今年は前に行く馬が揃っている。差し追い込み馬の突っ込みに要注意。
★先週の予想結果
◆競馬道場(競馬アナリストGM)
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