阪神牝馬S
レース展望
ヴィクトリアMの前哨戦として06年に4月に移動し、距離が1400mに変更された。過去7年で1番人気は[2−1−1−3]で3連対。460〜479キロは[2−1−0−0]に対し、459キロ以下は[0−0−1−2]。小柄な馬は不振。2番人気は[0−2−0−5]、3番人気は[0−2−1−4]で各2連対。09年以降は必ず7番人気以下が連対し、馬連は64倍、83倍、36倍、221倍で荒れている。最近は社台ファームとノーザンファームの生産馬の活躍が目立つ。穴でも狙えるが、社台系生産の人気馬を重視したい。
ハナズゴールは昨年馬体減、調子に悩まされ、G1で7、7、16着に終わったが、芝1600mのリゲルSと京都牝馬Sをメンバー最速の末脚で差し切って連勝した。リゲルSは断然人気マウントシャスタを一瞬のうちに差し切り、最後は流す余裕があった。前走京都牝馬Sは後方から内を突いて抜け出し2馬身半差で圧勝した。栗東に長く滞在してようやく本格化してきた。チューリップ賞でジェンティルドンナに勝った馬。今年はヴィクトリアMを狙える位置にいる。今回は3歳2月以来となる芝1400m。54キロならあっさりもある。
サウンドオブハートは[5−0−1−2]で4着以内を確保。負けたレースはそれなりに敗因がある。骨折明けのターコイズSは1番人気に支持され、好位から押し切って快勝。京都金杯は輸送による馬体減と外枠が堪えて4着に終わったが、前走洛陽Sは好位から抜け出して2馬身差で圧勝し力を示した。長距離輸送で馬体が減る馬が前走は8キロ増。輸送をクリアできた。芝1400mは2戦2勝の得意距離。ハナズゴールと同じ4歳馬だが、対戦するのは今回が初めて。ここでハナズゴールに勝てば、松山厩舎は久々にG1が見えてくる。
昨年のヴィクトリアM勝ち馬ホエールキャプチャ、中山牝馬Sをひと叩きされたフミノイマージン、昨年のフィリーズレビュー勝ち馬アイムユアーズ、昨年の阪神牝馬S勝ち馬クィーンズバーン、同2着馬マルセリーナなど重賞実績馬が揃った。ホエールキャプチャは前4走10着以下が続いているが、芝1600m以下なら[4−3−1−0]で複勝率100%。昨年の中山牝馬SはヴィクトリアMの叩き台だった。今年は本番前に56キロを背負うだけにどこまで仕上げてくるか。攻め駆けするタイプで仕上がり途上でも坂路速いタイムを出す。
フミノイマージンは昨年のヴィクトリアMで太宰騎手を降ろして池添騎手を乗せたが、スムーズさを欠いて全く力を出せず15着に終わった。エリザベス女王杯は太宰騎手が騎乗したが、内が伸びない馬場で最内を突いて11着に終わった。2年前のエリザベス女王杯で内が伸びる馬場で大外をブン回した心理面の影響が出たか。昨年の阪神牝馬Sは直線で不利があり0.1秒差の3着。ヴィクトリアMに向けて太宰騎手が本田調教師を満足させられるか。過去7年で7歳以上は[1−0−1−10]で7番人気のジョリーダンスが勝っている。
★先週の予想結果
◆競馬道場(競馬アナリストGM)
3月の厳選予想は10戦9勝(ワイド的中含)。前2週の単複予想[6−0−0−0]。
◆MR予想(万馬券MR)
桜花賞は「ここで狙いたい穴馬」がいます。08年は穴馬レジネッタ(12人気)が優勝!
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