アンタレスS
レース展望

昨年から阪神ダ1800mに変更された。過去10年で1番人気は[2−4−1−3]で6連対。前走重賞連対馬は[1−3−0−0]で堅実。ただし連対した4頭は順調に使われていた馬だった。2番人気は[3−1−2−4]で4連対、3番人気は[2−0−2−6]で2連対。馬連は10倍台までが6回、80〜90倍台が2回、万馬券が2回で堅いか波乱両極端。連対馬20頭のうち19頭がダート4勝以上、13頭にダート重賞で連対があった。ダート実績の乏しい馬では通用しない。穴で前走マーチSで負けた馬の巻き返しに注意。

ニホンピロアワーズは昨年のJCダートを3番手からメンバー最速の36.0秒で抜け出して3馬身半差で圧勝。直線で抜け出すとソラを使うため、酒井騎手が追い出しを待って万全を期していた。勝ちタイム1分48秒8はかなり優秀。昨秋は一戦ごとに馬体が充実して凄みを増していた。阪神ダ1800mは[3−0−1−2]でJCダートを勝ったコース。休み明けで59キロを背負うが、G1馬の底力を見せつけるか。58キロでは[1−1−0−1]で昨年のアンタレスSでは5着に負けている。まずは仕上がり面に注意したい。

ホッコータルマエは500万条件を勝ってから[5−1−4−1]でJDDで5着に負けた以外は3着以内を確保。昨年のJCダートは2番手からしぶとく粘って3着に入った。今年は佐賀記念と名古屋大賞典を先行して抜け出す正攻法の競馬で3馬身差で圧勝。レースを使われながら着実に地力が強化され、崩れなくなった。JCダートでニホンピロアワーズに0.7秒負けたが、今回は斤量1キロ差が2キロ差に広がり、使われている強みもある。今回は幸騎手が騎乗停止のため、岩田騎手に乗り替わる。頭もありそうなムード。

前走仁川Sを勝ったナイスミーチュー、前走マーチS2着のバーディバーディ、同3着のフレイムオブピース、同4着のグラッツィア、前走ダイオライト記念3着のソリタリーキング、阪神ダ1800mで2連勝してオープン入りしたトミケンアルドール、阪神ダート2戦2勝のハートビートソング、前走マーチSで1番人気に支持されたジョヴァンニ、一昨年の全日本2歳優駿勝ち馬オーブルチェフなど伏兵は数多い。ナイスミーチューは前走シリウスSを勝った阪神ダ2000mの仁川Sで復活した。高速決着に対応できるかがカギになる。

バーディバーディはマーチSで逃げてしぶとく粘りハナ差の2着。内ラチ沿いを逃げたことが嵌った感はあるが、今回は斤量が1キロ減って57キロになるのは有利。ジョヴァンニ、トミケンアルドールとの兼ね合いがカギ。フレイムオブピースは重賞初挑戦で3着ならメドは立った。阪神ダ1800mは2戦2勝。今年の重賞で福永騎手は[0−1−4−11]で連対率6.3%。昨年はこの時期までに重賞で1番人気が12回あったが、今年は1回もない。平場と違い重賞では馬質が落ちている。馬は使い込んでいるため、状態面に要注意。

ソリタリーキングは東海S4着、ダイオライト記念3着で復調してきたが、前走船橋に輸送して馬体が15キロ減っていた。稍重以上のダートでは[5−2−0−1]。58キロは気になるが、馬場が渋ったら注意。ジョヴァンニは前走マーチSで1番人気に支持され10着に終わった。昨年はマーチSで先行して11着に終わったアイファーソングが逃げて2着に粘り11番人気で穴をあけた。そのイメージで注意したいが、ホッコータルマエとニホンピロアワーズが早めに動くと厳しくなりそう。前半から飛ばす強気な騎乗で攪乱できるか。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
桜花賞 馬連3,300円、阪神牝馬S 馬単3,580円[◎▲本線2点]的中!

◆MR予想(万馬券MR)
桜花賞 馬連3,300円的中!穴馬アユサン優勝!

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