天皇賞(春)
レース展望
過去10年で1番人気は[1−0−2−7]で1連対のみ。菊花賞連対馬は[1−0−1−5]で連対は無敗の3冠馬で単勝1.1倍のディープインパクトのみ。昨年は前年の3冠馬オルフェーヴルが単勝1.3倍で11着に終わった。2番人気は[2−2−1−5]で4連対、3番人気は[1−2−0−7]で3連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が6連対と多い。最近6年の馬連は207倍、20倍、102倍、23倍、68倍、615倍でかなり荒れている。最近の長距離G1は波乱傾向が強い。今年も10番人気以下の激走に注意。
連対馬20頭のうち15頭が前走3着以内。最近は前走G2で3着以内に入った馬が活躍している。12番人気で勝ったマイネルキッツは前走日経賞2着、7番人気で勝ったヒルノダムールは前走大阪杯を勝っていた。穴で前走重賞連対がフロック視された馬に注意。10番人気以下で連対した6頭のうち5頭にG2で3着以内があった。前走負けて人気を落としたG2実績馬と逃げ馬に注意。京都外回りは3コーナーにアップダウンがある特殊コース。天皇賞(春)、菊花賞、京都大賞典、京都記念、日経新春杯など、京都外回りで実績のある馬に注意。
ゴールドシップは[8−2−0−1]でダービー5着を除き連対を確保。昨年は皐月賞、菊花賞、有馬記念を制し最優秀3歳牡馬に選出された。皐月賞は最後方、菊花賞は後方2番手、有馬記念は最後方からメンバー最速の末脚で捲って勝っている。前走阪神大賞典は出遅れて最後方からメンバー2位の36.8秒で捲って2馬身差で圧勝。休み明けで少しズブかったが、強引な捲りで力の違いを示した。道中13秒台のラップがない菊花賞を圧勝した馬で心肺機能の高さとスタミナは現役トップレベル。菊花賞を勝った京都長丁場で陣営は自信満々か。
昨年は同じ血統構成のオルフェーヴルが惨敗したが、慣れないEコースで調教再審査など色々なストレスがあったのも事実。ゴールドシップは休み明けの阪神大賞典を勝ち、順調に調整が進んでいる。社台がダービー&天皇賞(秋)2着馬フェノーメノを投入してきたのは想定外かもしれないが、内田博騎手を含めた陣営はゴールドシップの能力とスタミナに自信を持っている。道中の位置取りはスタート次第になるが、いつものように早めに捲って力で捻じ伏せるレースをするのだろう。強引に捲り切ってあっさりもあるが、死角がない訳ではない。
フェノーメノは昨年のダービー&天皇賞(秋)2着馬。ダービーでは5着ゴールドシップに0.2秒先着している。前走日経賞は先に抜け出したカポーティスターを好位からメンバー最速の34.3秒で差し切り1馬身半差で快勝。レースのラスト3Fは11.6−11.7−11.7秒で最後までラップが落ちなかった。昨年秋は左回りの東京と距離を考慮して菊花賞ではなく天皇賞(秋)に向かった経緯がある。センライト記念、日経賞の走りを見る限り、今は右回りでも問題ないのではないか。日経賞を勝ったことで距離にもある程度メドは立った。
日経賞を勝った後、陣営は天皇賞(春)とクイーンエリザベス2世Cを天秤にかけていたが、天皇賞(春)に使うことに決定。日経賞で強い勝ち方をしたことで社台は天皇賞(春)でやれる手応えを掴んだか。道中4番手以内につけたときは[4−1−0−0]でエイシンフラッシュに差された天皇賞(秋)以外は勝っている。好位からしぶとい脚を使えるレース巧者。後方から強引に捲るゴールドシップとは全く違う脚質。ダービーでは実際にゴールドシップに先着している。ゴールドシップの舞台に上がらずに立ち回りの上手さを生かせるかがカギになる。
京都記念勝ち馬トーセンラー、阪神大賞典2着馬デスペラード、ダイヤモンドS勝ち馬アドマイヤラクティ、同2着馬ジャガーメイル、前3走G2で2、2、3着のムスカテール、日経新春杯勝ち馬で前走日経賞2着のカポーティスター、天皇賞(春)で1、2着があるマイネルキッツ、前走阪神大賞典3着のフォゲッタブル、昨年の香港ヴァーズ勝ち馬でG1[1−3−2−2]のレッドカドーなどが伏兵か。ゴールドシップとフェノーメノでガチガチの決着か、割って入る馬がいるかどうかが焦点。ゴールドシップが強引に捲る展開がポイント。
★先週の予想結果
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