京都新聞杯
レース展望

過去10年で1番人気は[2−0−3−5]で2連対のみ。最近7年では1連対のみ。一昨年は毎日杯を勝ったレッドデイヴィスが単勝1.7倍で10着に終わった。2番人気は[3−3−1−3]で6連対、3番人気は[3−2−0−5]で5連対。最近4年は5番人気以内で決着し、馬連は9倍、10倍、18倍、23倍で中穴止まり。前走重賞を勝った馬は皐月賞またはニュージーランドTに向かうため、前走重賞で負けた馬と前走500万条件を勝った馬が活躍している。今年は毎日杯を勝ったキズナが皐月賞をパスして参戦してきた。

キズナは前走毎日杯を後方3番手からメンバー最速の34.3秒で豪快な大外一気を決めて3馬身差で圧勝。前半5F58.6秒の速い流れで武豊騎手が後方で折り合いに専念して切れ味を引き出した。2走前の弥生賞は後方からメンバー2位の34.8秒で伸びて0.1秒差の5着。直線でスムーズさを欠いたが、コディーノ、エピファネイアと差のないレースをしている。毎日杯を圧勝したが、陣営は皐月賞をパスして京都新聞杯からダービーに向かうことを選択。ここを勝ってダービーに向かいたい。武豊騎手は高速馬場をどう克服させるか。

アルメリア賞勝ち馬リグヴェーダ、京成杯2着馬アクションスター、はなみずき賞勝ち馬サトノキングリー、前走皐月賞7着のマズルファイヤー、前走未勝利戦を勝ったゴドリー、前走スプリングS9着のシンネンあたりが伏兵か。リグヴェーダはきさらぎ賞8着は不甲斐なかったが、前走アルメリア賞で叩き合いを制して望みを繋いだ。池江厩舎のディープインパクト産駒。アクションスターは前走スプリングSで10着に終わったが、馬体14キロ減と荒れた内を突いたことが堪えた。距離延長、京都、Cデムーロ騎手でどこまで変わるか。

マズルファイヤーは皐月賞で7着に終わったが、出遅れて全く持ち味を生かせなかった。流れが緩んだときに上がり勝負に対応できるかがカギ。ゴドリーは前走未勝利戦を勝ったばかりだが、強いメンバーを相手にまだ連対を外していない。シンネンは前走スプリングSは9着に終わったが、出遅れて位置取りが悪くなったことが堪えた。本来は好位から進められるレース巧者。鞍上は無難騎乗でなかなか重賞を勝てないが、重賞で2、3着を狙うなら日本一と豪語する福永騎手。個人的には短い馬名のキズナ、ゴドリー、シンネンあたりに注目。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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