新潟大賞典
レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−0−6]で4連対。最近5年連対なく不振。2番人気は[3−1−1−5]で4連対、3番人気は[1−1−0−8]で2連対。10番人気以下が4連対と多い。最近5年の馬連は45倍、294倍、16倍、64倍、123倍とかなり荒れている。前走より斤量増は[1−2−2−14]、斤量増減なしは[6−5−3−58]、斤量減は[3−3−5−56]。斤量増で唯一勝ったのは、前年の宝塚記念勝ち馬ダンツフレームでG1馬だった。穴で前走負けて人気を落とした芝2000m重賞実績馬に注意。

今年はG1を2勝しているローズキングダム、G2を2勝しているナカヤマナイトが参戦してきた。2頭ともトップハンデ58キロ。この2頭の位置づけがポイントになる。ローズキングダムは11年の京都大賞典を勝って以降[0−0−0−10]。G3に出走するのはデビュー2戦目の東スポ杯2歳S1着以来2度目となる。芝2000mは[0−0−0−4]で皐月賞の4着が最高。G1馬ダンツフレームは前走天皇賞(春)で0.3秒差の5着に入っていた。ダービー2着馬という共通点はあるが、叩き2戦目、G3でどこまで変わるか。

ナカヤマナイトはG1[0−0−0−5]で昨年は宝塚記念8着、天皇賞(秋)9着、有馬記念7着に終わったが、G2では[2−1−0−3]でオールカマーと中山記念を制している。前走中山記念は中団から徐々に進出し、メンバー3位タイの35.3秒で最後にきっちり差し切った。AJC杯をフレグモーネで回避したが、パドックでは前走有馬記念のときより馬体が絞れて気配が良くなっていた。新潟では新馬戦3着、未勝利戦2着がある。そのときの走りから新潟の切れ味勝負にも対応できそうだが、58キロを克服できるかがカギ。

前走中日新聞杯を勝ったサトノアポロ、前4走G3のハンデ戦で2着のアドマイヤタイシ、昨年の新潟記念3着馬アスカクリチャン、前走小倉大賞典2着のダコール、前走中日新聞杯4着のパッションダンス、3連勝でオープン入りしたヴェルデグリーン、前走府中Sを勝ったゴールデングローブなど伏兵は数多い。過去10年の勝ち馬10頭のうち7頭が重賞初制覇だった。重賞勝ちがある馬、重賞で2着が何度もある馬はそれなりにハンデが重くなる。最近4年のうち3年で10番人気以下が連対。今年も人気の盲点になった馬の激走に注意。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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