マーメイドS
レース展望

06年にハンデ戦に変更された。過去10年で1番人気は[2−0−0−8]で2連対。勝った2頭は単勝1.5倍と単勝2.3倍。単勝2.5倍以上は[0−0−0−8]で不振。2番人気は[3−2−1−4]で5連対、3番人気は[1−2−0−7]で3連対。ハンデ戦変更後の連対馬14頭のうち7頭が6番人気以下。最近5年は必ず7番人気以下が連対し、馬連は740倍、52倍、84倍、34倍、17倍で全て中穴以上の決着。ハンデ戦変更後の連対馬14頭のうち11頭が53キロ以下の軽量馬。穴で人気薄軽量馬の激走に注意。

アロマティコは昨年の秋華賞3着馬。福島牝馬Sは後方から捲ってメンバー最速の34.0秒で上がり0.1秒差の4着。直線でマイネイサベルに寄られたことが堪えたが、それだけではない。ヴィクトリアマイルは最後方からメンバー最速の33.2秒で追い込んで10着に終わった。芝2000mは[1−0−2−1]で阪神では忘れな草賞4着、ムーンライトH3着に終わっている。先週の鳴尾記念はトウケイヘイローが逃げ切った。54キロで出走できるが、開催2週目の馬場でテン乗りの浜中騎手がどこまで攻められるかがカギになる。

ピクシープリンセスは昨年のエリザベス女王杯3着馬。最後方からメンバー最速の35.1秒で鋭く伸びてクビ+頭差まで追い上げたが、Mデムーロ騎手の乗り方も大きかったか。その後は愛知杯6着、1600万条件の初音Sは4着、烏丸Sは2着に終わった。前走烏丸Sは好位から抜け出したが、最後に止まって差し返されている。タメれば切れるが、勝ちに行くと少し甘くなる。芝2000mは[2−0−2−1]で条件戦では3着以内を確保しているが、速い持ちタイムがない点がどう出るか。格上挑戦のため、54キロで出走できる。

昨年の愛知杯勝ち馬エーシンメンフィス、エリザベス女王杯4着馬マイネオーチャード、11年の桜花賞馬マルセリーナ、福島牝馬S3着のピュアブリーゼ、昨年のアイルランドT勝ち馬アカンサス、昨年のフローラS勝ち馬ミッドサマーフェア、前走三木特別4着のハワイアンウインド、牝馬限定G3[1−4−2−5]のコスモネモシンなど伏兵は数多い。エーシンメンフィスは愛知杯を勝ったが、51キロでスローペースの逃げ切りだった。京都牝馬S、ヴィクトリアマイルは追い込んで2着、9着。芝2000mなら前に行く手もあるか。

マイネオーチャードは芝2000m[4−3−0−4]で阪神では[0−2−0−0]。マイネルホウオウでNHKマイルCを制した柴田大騎手&畠山吉厩舎のコンビ。差しが決まる展開になれば。マルセリーナは1800m以上では[0−0−0−5]。トップハンデ56キロと距離の克服がカギ。ハワイアンウインドは昨年の国東特別をレコードで圧勝。10〜4月は[0−0−0−4]に対し、5〜9月は[3−1−1−2]で4着以内を確保。中1週では[2−0−1−0]。51キロで出走できるが、連闘で調子落ちがないことが条件。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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