CBC賞
レース展望
ハンデ戦変更後の過去7年で1番人気は[1−0−1−5]で1連対のみ。11年にトップハンデ58.5キロを背負ったダッシャーゴーゴーが勝ったが、前走、斤量、年齢、性別に関係なく不振傾向。2番人気は[1−2−0−4]で3連対、3番人気は[0−0−2−5]で連対なし。人気馬の信頼度はかなり低い。6番人気以下が5連対と多く、馬連は22倍、155倍、30倍、198倍、52倍、17倍、31倍で全て中穴以上の決着。ハンデ戦でかなり波乱傾向が強い。3連単は7年のうち4年が10〜50万馬券。大穴が狙える。
53キロ以下は[0−2−0−41]で連対した2頭は52キロの3歳馬。古馬は[0−0−0−34]で不振だが、今年は14頭のうち7頭が53キロ以下。例年より軽ハンデ馬が多い点に注意したい。トップハンデは[1−0−2−8]で唯一連対したのは58.5キロを背負って1番人気に支持されたダッシャーゴーゴー。今年のトップハンデは58キロのマジンプロスパー。昨年と同様に今年も中京新コースの開幕週に行われる。前残りに注意したいが、ハクサンムーン、エーシンダックマン、アイラブリリなど前に行く馬が揃っている。
ハクサンムーンは前走高松宮記念で前半3F34.3秒のスローペースで逃げて最後までしぶとく粘り、2着ドリームバレンチノにハナ差の3着。道中の1000万条件より0.2秒遅い流れを味方に粘り込んだ。芝1200mは[4−0−1−4]で昨年の京阪杯を逃げ切っている。芝1200mで前半3Fが33.5秒以上では[4−0−1−1]だが、33.1秒以下では[0−0−0−3]。少し緩い流れで最後まで11秒台のラップでまとめて粘り込むのが勝ちパターン。前走3着が評価されてハンデは57.5キロ。前半の入りがカギ。
マジンプロスパーは昨年のCBC賞勝ち馬。外枠スタートから2番手につけ、逃げたエーシンダックマンを直線で交わして、そのまま押し切った。外枠から強気なレースで押し切り地力強化を証明した。昨年は57.5キロだったが、今年はトップハンデ58キロを背負う。58キロではシルクロードSで0.1秒差の4着があるように斤量はこなせるタイプだが、軽量馬との差は大きい。芝1200mは[2−0−0−6]だが、良馬場の重賞では[0−0−0−6]で馬券圏内なし。昨年のCBC賞は重馬場だった。自分から動ける外枠が合う。
前走水無月Sを勝ったサドンストーム、芝1200mを4連勝したバーバラ、昨年のアイビスSD2着馬エーシンダックマン、11年のファルコンS勝ち馬ヘニーハウンド、松山騎手で3戦2勝のザッハトルテなど伏兵は数多い。サドンストームは水無月Sを中団から差し切って快勝し、ようやく復調してきた。開幕週の馬場設定がカギになる。バーバラは前走鞍馬Sで1番人気に支持されたが、5番手から伸び切れず6着。初オープンで不甲斐ない負け方だった。2走前に中京芝1200mのトリトンSで直線一気を決めている。中京で弾けるか。
エーシンダックマンは芝1200mで連対した4戦は全て逃げだった。ハクサンムーンとキャラが被るだけに2頭で飛ばし過ぎると共倒れもある。騎手の事前調整能力が問われる。高松宮記念ではメモリアルイヤーが逃げないことをハクサンムーンの酒井騎手は事前に知っていた。ヘニーハウンドは成績にムラはあるが、昨年の鞍馬Sが強かったように力はある。ザッハトルテは芝1400mで2連勝してオープン入り。夏に強そうな芦毛の牝馬が52キロで弾けるか。ザラストロは武豊騎手が51キロで騎乗する。ハイペースで直線一気はないか。
WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM
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