クイーンS
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−0−5]で5連対。G1馬は[0−2−0−0]で連対を確保。G1連対がない馬は[1−1−0−2]。3歳馬は[2−1−0−1]で現在2連勝中。2番人気は[3−1−1−5]で4連対、3番人気は[1−1−3−5]で2連対。6番人気以下が7連対と多く、1、2番人気の相手に人気薄が来て中穴以上の決着になることが多い。最近5年の馬連は7倍、112倍、14倍、65倍、50倍で中穴決着が多い。人気馬を軸に人気薄を絡めて中穴以上を狙う馬券作戦が有効。

逃げ馬は[4−0−0−6]で5番人気以内なら[3−0−0−0]。例年は開幕週の小回りコースで前が残りやすいが、今年は札幌が改修工事のため、開催が進んだ函館で行われる点に注意。3、4歳馬が勝つことが多く、5歳馬は2、3着が多い。6歳以上は[1−0−1−19]で1連対のみ。09年に11番人気で勝ったピエナビーナスは前走条件戦で6着に終わり格上挑戦だったが、札幌と函館で実績がある洋芝巧者だった。北海道の洋芝は独特で適性の差が出やすい。穴で北海道で実績のある馬に注意。

マルセリーナは11年の桜花賞馬。その後勝ち切れないレースが続いたが、前走マーメイドSを勝ち、連敗にピリオドを打った。マーメイドSは大外枠からメンバー2位の34.5秒で差し切ったが、JRAが前日に散水したのか、内が掘れて泥が舞い上がっていた。前走は近走不振とトップハンデで7番人気だったが、今回は人気を集めそうだ。芝1800mは[0−0−0−3]だが、大きくは負けていない。来春で繁殖入りが決まっているため、一戦一戦が勝負か。小回りコースで位置取りが悪くならなければ。

オールザットジャズは昨年中山牝馬S2着→福島牝馬S1着→ヴィクトリアマイル16着。今年は中山牝馬S3着→福島牝馬S1着→ヴィクトリアマイル13着。芝1800mの小回りコースでは堅実に走っている。芝1800mは[5−3−1−2]の得意距離。昨年のクイーンSは中団から直線で内を突いて伸び切れず0.2秒差の5着。休み明けで緩い仕上げだったことも影響したのだろう。今年は春に大きく馬体が増えてパワーアップしている。55キロ以上では[0−0−2−5]。陣営は内田博騎手を確保。

昨年のクイーンS勝ち馬アイムユアーズ、前走かもめ島特別を勝ったキャトルフィーユ、昨年の阪神牝馬S勝ち馬クィーンズバーン、忘れな草賞勝ち馬セレブリティモデル、ひと叩きされたコスモネモシン、北海道の芝1800m[1−2−0−0]のスピードリッパーが出走予定。アイムユアーズは北海道[2−1−1−0]の洋芝後者。得意の函館でどこまで調子を上げてくるか。キャトルフィーユは芝1800mではフラワーC5着、ローズS4着がある。今回は格上挑戦になるが、陣営は岩田騎手を乗せてきた。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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