小倉記念
レース展望
過去１０年で１番人気は［２−４−１−３］で６連対。単勝３倍以下は［２−３−０−１］。唯一連対を外したメイショウカイドウは５９．５キロだった。単勝３．１倍以上は［０−１−１−２］で不振。２番人気は［１−２−０−７］で３連対、３番人気は［１−０−１−８］で１連対。最近７年のうち５年で６番人気以下が連対している。最近５年の馬連は８倍、２３０倍、８９倍、３０３倍、１４倍で荒れている。０９年は１６番人気のダンスアジョイ、１１年は１５番人気のキタサンアミーゴが連対して大波乱になった。極端な人気薄に注意。
１０年のうち８年で５６キロ以上を背負った馬が連対。ハンデ戦でも重ハンデ馬が活躍している。軸は５６キロ以上を背負った馬から選びたい。トップハンデは［４−０−１−５］で連対率４０％だが、０９年以降は連対がなく不振が続いている。今年のトップハンデは５８キロのマイネルラクリマとナリタクリスタル。トップハンデ不振のデータを破れるか。小倉はカーブがきつい特殊コース。連対馬２０頭のうち１３頭に小倉芝で連対があった。小倉芝１８００〜２０００ｍで強い競馬で好走した経験がある馬に注目。小倉巧者を重視したい。
マイネルラクリマは骨折で長期休養を強いられたが、２戦目の福島民報杯を３馬身半差で圧勝し完全復活。都大路Ｓはリルダヴァルに上手く乗られて２着に終わったが、前走七夕賞を３番手から早めに先頭に立って直線で後続を引き離して２馬身半差で圧勝。良発表でも緩んだ馬場で上がりが掛かったことがプラスに働いたのは確かだが、１分５８秒９で走っている。脚にボルトが２本入った馬が５歳になったようやく本格化してきた。高速馬場の時計勝負に課題があるが、雨で馬場が渋ると有利になる。トップハンデ５８キロを克服できるか。
エクスペディションは休み明けの鳴尾記念で７番人気で２着に激走。前走七夕賞は好位から４コーナーで先団に取りついたが、直線で一杯になって７着。速い流れで外々を回ったこと、緩い馬場が堪えたのだろう。テン乗りの内田博騎手が騎乗していた。暑い時期に調子を上げる夏馬で７〜８月の小倉では４戦４勝。昨年の小倉記念は中団からメンバー最速タイの３４．５秒で差し切って２馬身半差で圧勝している。時期、コースともベストだが、昨年より２キロ重い５７キロを背負う。騎手リーディングトップを走る浜中騎手が連覇を決めるか。
小倉大賞典２着馬ダコール、前走七夕賞３着のタガノエルシコ、同４着のマックスドリーム、前走福島テレビオープン４着のミキノバンジョー、前走関ヶ原Ｓ２着のメイショウナルト、中日新聞杯で２、３着があるゲシュタルトなどが伏兵か。ダコールは前走七夕賞で５着に終わったが、内を通って前につけた馬が有利な馬場で後方からでは厳しかった。小倉は［２−２−０−０］で小倉大賞典で２着がある。得意の小倉で流れ、位置取り、コース取りがマッチすれば。メイショウナルトは去勢２戦目から１、１、２着。鞍上は今年重賞７勝の武豊騎手。
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